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「エソテリック・ヒーリング年間講座」第11回レポート(後編)

今日はエソテリック・ヒーリング年間講座の第11回レポート後編を書きます。

前編ではエソテリック・ヒーリングの10の法則について書きましたが、後編では6つの規定について書きます。

規定1

「内的な段階での問題発生源と、助けをもたらされる点を知る」

治療家はまず、患者がメンタル的に集中しているか、アストラル的に集中しているか見極める必要があります。
患者の発達度合いによって、影響を受ける部位が違い、その部位を統御するエーテル体のセンターが違ってくるからです。

患者が高く発達しているメンタルタイプであるならば、治療はヘッド・センターかハート・センターを通して行います。治療の際も患者のパーソナリティの協力を得ます。

患者がそれほど高く発達していない場合、治療は喉センターか太陽叢センターを通して行われます。治療の際は患者には黙従の姿勢で治療を受けるよう努めてもらう必要があります。

患者が全く未発達な段階の人間の場合、治療は太陽叢センターか仙骨センターを通して行われます。治療の際は知識と霊的な安定という権威を患者に課すことで、信頼と黙従への意志を植え付ける必要があります。


規定2

「生活を通しての磁力的な純粋さと、頭部センターによる追い散らす放射」

「磁力的な純粋さ」については下記の説明があります。

1.生活の純粋さを通して磁力的な純粋さを達成すること
2.頭部にあるセンターをつなぐことを通して追い散らす放射を達成すること
3.この磁場を利用することを通して放射の場を確立すること
  これらの結果は放射である。

治療家は常に自分を純粋に保って生活する必要があるようですね。
頭部にあるセンターとは、ヘッド・センターとアジュナ・センターです。この2つのセンターの強力な振動がお互いの活動範囲に影響を与えたときに磁場が確立されます。

ここに出てくる「磁力」と「放射」は治療方法となるものです(規定5に出てきます)。


規定3

「適切なエネルギーとセンター、必要とするセンターの同調」

第10回の講座のレポート後編のときにも説明した内容になりますが、その時書いた絵をもう1度貼っておきます。

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この絵のように、治療家は、必要とするセンター(患者の悪いところ)と自分のセンターを同調させることで治療を行います。


規定4

「診察の簡略化:器官の特定⇒センターへのアプローチと西洋医学の併用」

前編で書いた治療家に求められる特質の10で書かれていた内容と同じです。
今まで説明したように、秘教的治療は、診断→病巣の特定→対応するエーテル体の特定→治療というステップで行われますが、その過程で通常の医学(西洋医学)的診断や外科的な治療方法が行われないということではない、ということを覚えておく必要があるということです。


規定5

「フォースによる磁力治療と、魂エネルギーによる放射治療の実際」

ここで、規定2で出てきた「磁力」と「放射」を使ったヒーリング方法が説明されています。

磁力ヒーリングについて『秘教治療』では、「これは真の霊的治療家が使う最も低いタイプのテクニックである」と書かれています。

そのエネルギーの流れを図式化したものが下記です。

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治療家はまず、自分と魂をつなげ、魂のエネルギーを自分のハート・センターへと下らせます。
そこからそれを脳に移し、分配するセンターとしてアジュナ・センターを使いながら、方向づけられたエネルギーを手を使って患者の病巣部分があるセンターに流します。
そして、治療後はエネルギーは再び手から脳へと引き戻され、魂へと戻されます。

手の使い方は2種類あって、手を当てる方法(病んでいる部位が厳密に特定できる場合)と、手を動かしてエネルギーを循環させる方法があるようです。手を動かす場合は、両手とも能動的な動きにしなくてはいけません。もし一方の手が受動的であった場合、苦痛のある部位から病んだ原子を引き出すことに成功したとき、それを自分自身に吸収してしまうことは免れないからです。

「放射ヒーリング」でのエネルギーの流れを図式化すると下記になります。

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放射ヒーリングとの違いは下記です。

1.創造するエネルギーの三角形の順序が異なること
2.接触の手段が、目に見えるものではなく精妙であること

放射ヒーリングでは手を使いません。治療家はハート・センター→魂→脳(アジュナ・センター)の三角形に絶え間なくフォースを巡回させることでオーラ発散物を増大させ、そのエネルギーに満ち溢れた治療家のオーラの放射に、患者の魂が自らのオーラの反応を通して活気づけられるのです。

治療家は、自分自身の魂と接触し、次に患者の魂との接触を図ります。これが可能なのは、「すべての魂は一つである」ことを治療家が知っているからです。


規定6

「ヒーリングのエネルギーは、意志ではなく愛」

ヒーリングのイメージとして、「痛いの痛いの飛んでいけ~」ではないですが、「治れ~~~~!」という念を送っているようなイメージがありますが、治療に「意志」は必要ないようです。

治療家は感情や意志は抑制しないといけません。
用いなければならないのは意志ではなく愛です。

愛は愛情とは違います。
よって、よほど高いレベルの治療家でない限りは、自分の家族は治療しない方がよいようです。どうしても特別な愛情を持ってしまうし、治ってほしいという感情と意志が入ってしまいますからね。


エソテリック・ヒーリング普及の歴史的意義

今日は6つの規定を全部紹介しました。
謎めいていたエソテリック・ヒーリングの実態がだいぶ掴めたのではないかと思います。

最後に、規定1に書いてあるエソテリック・ヒーリング普及の歴史的意義に関する文章で締めようと思います。
これが早く実現することを祈って。

理解力とエーテル体に関する完全な生きた知識を備え、それに加えて、エーテル体を構成するエネルギー、つまりそれが伝えるもしくは伝えることができるエネルギー、人間の精妙な構造、一つの点と場所から別のところへとエネルギーを方向づける方法、これらを理解している熟練の治療家が、完全な医学的知識を持って、もしくは伝統的な医師や外科医と完全に協力して働くことができるようになったとき、途方もない変化が引き起こされるのである。偉大な啓発が人類にもたらされるであろう。
そのための準備を整えなければならないーそれは主に肉体の治療のためではなく、この新しい秘教的な研究が人類の意識を拡大させるからである。

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