訪日インバウンド:日本への入国は空から?海から?
陸路での国境越え
私たち島国日本は、陸続きで利用可能な国境が
ありません。
海外で初めて陸路で国境を越えたときは
何だか不思議な感じがしました。
海外には飛行機で行くものだと思っていたので、
徒歩で移動した時はあっという間で
拍子抜けした気分でした笑
日本へは空路と海路の2択!
当然ですが、日本を訪れる訪日外国人は
基本的に空路と海路で入国されており、
約98%が空路を利用して入国しています。
海路で入国、その状況
2019年までのデータになりますが、
船で入国される外国人は、年間約50万人〜70万人と
2006年頃からほぼ横ばいです。
全国には海外から入国可能な港が20港あります。
海外からの大型客船が入港して停泊している姿を
見ると心躍りますが、これらポートターミナルでは
検疫や入国審査が可能です。
その中でも博多港は2007年には約28万人が
入国していましたが、年々減少しており2019年でも
約9万人でした。
逆に2015年頃から増えているのが長崎県の対馬に
ある比田勝港で2019年は約20万人が入国しています。いずれもそのほとんどが韓国人です。
直線距離でたったの50kmしかありませんから、
気軽に行ける海外として人気が高いのですね。
今後、船の旅が増えれば、さらに海路から
入国される方は増えると思います。楽しみです。
空路の状況は
こちらも2019年のデーターになります。
空路の利用者数は3,000万人を突破しており
2強は成田と関空になります
コロナ前の訪日外国人の入国者数は以下の通りです。
成田空港:約900万人
関西空港:約840万人
羽田空港:約430万人
福岡空港:約220万人
中部空港:約180万人
何となく納得の数字です。中部がもう少し数字があっても良いのかな?人口の割に少なく感じます。
そして、上位5位の次は新千歳空港と那覇空港が
続きます。さすが、インバウンドに人気の都市だと
合点がいきます。
新千歳空港:約173万人
那覇空港:約165万人
2023年以降も割合としては、
このまま推移していくと考えられます。
地方空港の今後
都市部のオーバーツーリズムの解消や
訪日観光客を地方に誘致するため
国交省は訪日誘客支援空港制度を実施しました。
※令和5年度は予算を超過し申請受付終了
また2023年の7月から8月かけて香港航空が
香港国際空港と米子鬼太郎空港を
週3便運行しました。
これは香港の大手旅行会社が訪日インバウンド向けに
作ったチャーター利用の旅行商品で、
日本からは乗れません。
このような海外からの単発または定期チャーター便は
今後も増えていくことでしょう。
最後に
日本には残念ながら陸路はありませんが、
このように豊富な空路と海路があります。
まだまだ訪日インバウンドに
しっかり運用できていない空港と港も
多いのではないでしょうか。
日本のポテンシャルは層が厚く、地方の各空港や港がそれぞれの地域の素晴らしさをさらにアピールして、海外からの乗り入れを増やして欲しいなと思います。
さて今日はこの辺で♪ See you next time!
出展:法務省 出入国管理統計統計表
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