見出し画像

情報のフィルター

この前ふと思ったブランドのあり方について。例えばカフェをオープンしたとして、それをSNSで告知するとき、自分の店がどういう店なのか伝える必要がある。いいものは、情報のフィルターが分けられており、勿体ないものはひとつのフィルターに情報を詰め込み過ぎていると思う。

人は情報処理を拒絶するようにできている、ましてや知らないブランドのポストなど基本的には見たくないものだ。それを伝えるには「フック」と「誘導」と「情報」の3つくらいには分けて伝える必要があるだろう。つまり、情報の浸透を焦り過ぎないことが、SNSマーケティングには必要だと思われる。

Typicaは主にInstagramを告知の媒体として利用しているが、文章を読まずとも情報が伝わりやすい写真を採用している。伝えたいものが多いポストは、ひとつにまとめるのではなく数個に分けて投稿することで、文章が簡潔になるように意識している。伝え手が思っているより人は情報を見ない。「あ、こんなんあったな」みたいな情報が重なって初めて興味を持つようになる。故にひとつの投稿のインプレッションを稼ぐより地道に数を投稿することが費用対効果が高いように思える。

「バズ」を狙いすぎる今のマーケティングも危うさがあるな感じる。一過性の混雑は、相当上手く舵取りをしないと、店を破壊しかねない。長期的に見れば 、町のインフラに徹して常連さまを増やしていくという正攻法が、健康的な店作りに繋がっていくと考える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?