まだ歌っている
【詩】
もう何回目だろうと思っても
数えることなんてできやしない
記憶のなかのそれと目の前の
咲く花に違いはないけれど
強い風に運ばれるように街が
いっせいに色を変えてもまだここで
川の流れを見ている幾千の
飛沫が岩にあたって弾けるさまを
ありふれた友達がありふれた言葉で
やさしく語りかける木曜日に
まだ夢から覚めずに歌っている
上着を脱いでシャツの袖めくり
tamito
作品一覧へ
#詩
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
【詩】
もう何回目だろうと思っても
数えることなんてできやしない
記憶のなかのそれと目の前の
咲く花に違いはないけれど
強い風に運ばれるように街が
いっせいに色を変えてもまだここで
川の流れを見ている幾千の
飛沫が岩にあたって弾けるさまを
ありふれた友達がありふれた言葉で
やさしく語りかける木曜日に
まだ夢から覚めずに歌っている
上着を脱いでシャツの袖めくり
tamito
作品一覧へ
#詩
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?