お代はいらない

【詩】

ひと時代前の帽子をかぶってその男

ふた昔も前の常識を押しつけ君らに

選びようのない選択を迫る時が遡る

ものごとの本質問えば答えはひとつ

年代物の万年筆で「真理」とさらり

ノートブックに記し翳す君らに向け

余計なお世話はやかないほうがいい

ああそれも真理だと懲りずにその男

今日のお代はいらないよいらないよ

tamito

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#詩

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