アプリケーション

【詞】

 

ある冬の始まりの日ふと思う
いつかのきみの言葉在りありと心に沁みて
ああ、そうだったんだといまさらに
だからどうやってその了解についてぼくは
伝えたらいいのかって考えてるきみに
言葉を超えて正確に
寸分違わず気持ち伝えられる
そんなアプリケーションあれば
思い悩むことなんてないのにね

時は足踏みしない
ぼくらの浚巡追い越して
日のヒカリとともに地球をまわる
日のヒカリとともに地球をまわるよ

ろくでもない仕事ろくでもなくこなしたら
ろくでもない人間になった気がして
ああ、まじめに生きようってあらためて
だけどどうしたら生き方変えられるってぼくは
考えたりしているんだいまさら明日へ
気持ちと行動同期させ
チグハグじゃない自分馴染ませる
そんなアプリケーションあれば
苦労することなんてないのにね

時は足踏みしない
ぼくらの戸惑い追い越して
日のヒカリとともに地球をまわる
日のヒカリとともに地球をまわるよ

夏がはるか遠くへと去って
秋だってついこの前までそこにいたのに
ああ、取り残されたんだっていまごろに
だから途方もない時を走ってる一人で
追いつけるかなんてわかりゃしないきみに
いつだって進むべき道
教えてくれる方位磁石みたいな
そんなアプリケーションあれば
誰だって道に迷わないのにね

時は足踏みしない
ぼくらの不安追い越して
日のヒカリとともに地球をまわる
日のヒカリとともに地球をまわるよ

 

tamito

作品一覧

#詩 #詞 #アプリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?