荷物

【詩】

通りをゆく重い荷物を持つ人を

僕はカフェの窓越しに見ている

肩や腰へかかる負担に顔が歪み

踏み出す一歩が酷くもどかしく

立ち止まってみたらと心配する

だけどあなたは留まらないこと

僕も彼も彼女もよくわかってる

この店を出て通りを歩きだせば

僕もまた同じように見えるから

君もまた同じように見えるから


tamito


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#詩

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