東京

【詩】

銀座四丁目の交差点で突然

浮かびあがる南仏の海辺に

肩の荷をおろしてつかの間

僕らは冬の太陽を見あげる


公園通りでうしろから誰か

声かけられた気がして僕ら

立ち止まり振り返って探す

そのひと時に風が吹いてる


環状線を半周以上乗って今

地図はどこまで塗られたか

誰かGPSで探してくれ僕ら

声を放つことは忘れたんだ

tamito

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#詩


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