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「二面性(ツンデレ等)」のキャラにはそれを貫く一本の頑丈な「軸」が必要

これから二面性キャラを作ろうとしてる人の参考になると幸いです。
タイトルにはあえてツンデレと入れましたが、ツンデレ以外の二面性キャラにも同じことが言えると思うのでご参考まで。

ちなみに「こうすべき」というよりただの私の好みの話です。ウヒヒ

#ツインテールの日 でふと頭に思い浮かんだことをダラダラ整理せずに書く駄文になっているかもしれないけど、私のnoteはそういう場所なので気にせず投稿します。


花鳥玲愛と黛冬優子

私が大好きで代表的な二面性キャラを例に挙げましょう。
花鳥玲愛(かとりれあ)
黛冬優子(まゆずみふゆこ)
この二人の、「二面性」以外の共通点は何か。

左:花鳥玲愛(パルフェ ~ショコラ second brew~)
右:黛冬優子(アイドルマスター シャイニーカラーズ)

「かわいい」

それはそう。
でもここで言いたいのはそうじゃない。

「二つ結い(ツインテール、ツーサイドアップ)」

かわいいね。
ただ二つ結いは二面性を分かりやすく伝える記号的な役割もあるし、これも今言いたいことじゃない。

言いたかったのは、
「クソ真面目」
であるということ。

それに付随して
「本気(真剣)に取り組み、それゆえ少し不器用」
であることも付け加えておきます。

ちなみに私は冬優子についてちゃんとストーリーを読み始めたのはシャニソンからの新参者なので、異論は認めます。
一旦、私の目に映ってる黛冬優子という女を基準にしますね。

花鳥玲愛の「二面性」

花鳥玲愛は金髪ツインテールツンデレの代表の中の代表です。
金髪ツインテールツンデレが好きだけど花鳥玲愛を知らないという方はぜひパルフェというゲームをやってください。
私が金髪ツインテールを拗らせ始めたきっかけでもあります。

▼PC版

▼「リメイク」はSwitchやPS4でもできるよ

(リメイクのイラストは雰囲気が初代PC版とかなり違うけどイラストレーターさん自体は初代の方と同じ「ねこにゃん」さん)

花鳥玲愛の二面性は「ツンデレ」です。
玲愛のツンデレを噛み砕いて書いてみると、

  • 出会い方など主人公に対する様々な第一印象が最悪であり、主人公に対しての当たりが強い

  • ライバル店という関係性上、仕事など様々な場面で主人公と接する機会が増える

  • 最初に抱いた第一印象が、誤解も含んでいたことに気付いていく

  • それにより態度を改め、さらに一緒に過ごす時間が増えていくことで主人公の知らない面なども知り、徐々に主人公に惹かれていく

  • 最終的に大好きになる

およそこんな感じです。
「ツンデレ」と一口に言っても昔から結構色々パターンがあって、「べ、べつにあんたのためなんかじゃないんだからね!」などのコピペは「照れ隠し」系統のツンデレかなと思います。

https://www.paradisearmy.com/doujin/pasok_otsu.htm 

花鳥玲愛のツンデレは「照れ隠し」とは少し違っていて、時間経過による相互理解で感情が変化していくタイプのツンデレです。

第一印象や表面上を見て気に食わなかった初期のツンツンした態度。
時間経過により理解が深まり、さらに惹かれていくことで初期では考えられないほどの後半のデレた態度。

これが花鳥玲愛の「二面性」でした。

花鳥玲愛の「軸」

では、玲愛の「軸」はどうかというと、最初に書いた通り「クソ真面目」であることです。
玲愛は、主人公に対する態度は物語を通じて「二面性」が表れましたが、玲愛自身のキャラクター性としては、一貫してクソ真面目です。

最初に主人公が気に食わなかった理由も、玲愛自身が仕事に対して常に真剣に向き合っているから(+α)こそです。たぶんね。
そして主人公にデレた後も、一貫して仕事に対しては真剣であり、恋愛にかまけてそこがおざなりになったりすることはありません。

良く表れたセリフ、下記から拝借(超ネタバレあり感想記事なので注意)
https://fumimaru-entertainment.com/chocolat-second-brew/ 

それこそが、カトレアの……

……もとい、花鳥玲愛を超人気ヒロインたらしめている理由、花鳥玲愛というキャラクターの真の魅力だと私は思っています。

花鳥玲愛というキャラクターには最初から、そう安々と変わらない人間としての「軸」=「クソ真面目な性格」があるし、「クソ真面目になった理由」もしっかりとある
そしてその「軸」と、主人公に対する第一印象の悪さが相互作用したことによって、結果的に「二面性」であるツンデレが表出した、そんな感じです。

黛冬優子の「二面性」

ファンや同業者、関係者に対して「みんなを笑顔にできるような、キラキラしたアイドルになりたいです!」と誰もに好かれるよう振る舞う「ふゆ」の姿

そして、本来の自分そのままで振る舞えばアイドルなんかにはなれない、外面を取り繕わなければ、頑張らなければならないという、恐らく深層心理にありそうな自己肯定感の低さ。

目指すアイドル像が高くそれに向かうためのひたむきな努力と、その努力がしっかりと自分の自信へも繋がり、ステージに向かう時の力強さ。

不真面目に見えるアイドルへの当たりの強さや、容易に自分を超えていく天才的なアイドルに対する悔しさ。
クソ真面目な、ほんとのふゆの姿

整理すると、冬優子の場合は

  • 普段はみんなに愛される「ふゆ」としての仮面(猫)を常にかぶっている

  • プロデューサーや、同じユニットのストレイライトなど、一部の相手にだけ垣間見せる「ほんとのふゆ」

といった、「仮面をかぶる」「かぶらない」という二面性がシンプルに表現されていると思います。
花鳥玲愛もそうですが、「二面性」の部分はわかりやすく(伝わりやすく)描かれることが多そうな印象です。

黛冬優子の「軸」

やはり冬優子も、軸……人間性の芯の部分として、「クソ真面目」であることが挙げられると思ってます。
これは冬優子が仮面を被っている直接的な理由でもありますね。

冬優子が花鳥玲愛と少し違うのは、態度の変化(二面性)が「相手に惹かれた」ことではなく、「気を許した」ことにより発露した点だと思います。

気を許したということは、武装を外すということ、キャラクターに隙が生まれるということです。
その隙も、相手によって少し変化しているというのが態度の違いから垣間見え、そのバリエーションや関係性がそのまま冬優子の魅力に繋がっているように思います。

ストレイライトのメンバーに見せる、ほんとのふゆ。

プロデューサーの我々にだけ見せてくれる、ほんの少しだけ甘えてくれているような冬優子。

ンッフ!

もっと知りたいよ、お前のこと……

まとめ

「二面性」は少し見ればすぐに気づく、分かりやすい魅力。
「軸」は、ファンだからこそ知ってる、そのキャラクターの真(芯)の人間性。
逆に言うと、それがチラッと見えたからファンになっちゃったのかも。

キャラクター作り全般に言えることかもしれませんが、安易なツンデレ「だけ」のような二面性で済ませずに、
そもそもそのキャラクターの芯と言える意思、こだわり、思想=「軸」
そしてそれが作用した結果としての「二面性」
これを作り込むことで、二面性キャラの魅力が100000000倍になると思います。

新しい魅力的なキャラがこの世に生まれてくることを願いつつ……
ここまでお読みいただいた方はありがとうございました。

おまけ

玲愛のスクショを拝借した下記サイト、改めて読んだら玲愛の魅力のところほとんど同じこと書いててびっくりしました。
真似したわけじゃないです、ごめんなさい。
玲愛というキャラクターの魅力を噛み砕いていくと、やっぱそこに行き着くんだなということを再認識できました、ありがとう。

▼パルフェ全体の超ネタバレあり感想記事なのでプレイ前の閲覧注意

◆記事内の引用画像/イラスト権利
©GIGA/Alchemist/ENTERGRAM
THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.

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