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menuのたこやきパーティーの射幸性

たみこ@オナホとゲームのVTuber

事例メモ（記録用）
あんま文章まとまってないです。

2024/03/08追記
たこやきパーティーに使用するTC、ApplePF決済通してないな？
というのが気になりツイッターに書きなぐった内容を一番下に掲載。


たこやきパーティーとは

menuというフードデリバリーアプリの中にあるクレーンゲーム。
クレーンでたこ焼きを模したピンポン玉を持ち上げ、たこ焼き器に入れる。
真ん中1つだけが白くなっており、そこに入ると景品ゲット。

一回のデリバリー注文でフリープレイチケット1回分もらえるが、チケットの有効期限は24時間。
通常プレイは1回250TC（約250円相当）

射幸性をうまく煽っている部分

1.数回やったら取れそうに見える

たこ焼き器なので、ピンポン玉が入る穴には上限がある。
やってみると、クレーンは必ず1個はピンポン玉を拾えて、うまく行けば2個拾える。
うまく穴にハマっていけば、ゲーセンのクレーンゲームよりも取りやすく見える。

いっぱいハマってる台は、あとちょっとで取れそうに見える

ただし落とし穴として、ピンポン玉っぽいので跳ねる。
跳ね方が悪いと枠外にすっ飛んでいき、1個もハマらないことはある。
また、すでにハマっているピンポン玉の隙間に入ってしまうとこれまたたこ焼き器の本来の穴は埋まらないので、下手をこくと思った以上に金を使ってしまう、なんてことはあるかもしれない。

2.フリープレイチケットの期限

チケットは1回分で、使用期限が24時間に設定されている。
つまり貯め込んで一気に使うといったことがほぼできない。
上記のとおり、穴を埋めていくゲーム性から、特定の1台を確保したまま連続プレイした方が有利になる。
そこで、穴が埋まってきている台を掴んだ場合は「あと500円課金して2回やれば取れるかも」みたいな心理が働く。
本来はデリバリー注文して終わりだったはずが、フリープレイチケットがあるせいで「使っちゃおう」となり、一度プレイしたが最後、追加で金を使いたくなる構造だ。

3.送料の罠

実際、フリープレイチケットでエレシュキガルのフィギュアが取れたんだけど、発送に1000TC（1000円相当）かかるらしい。
TCということは、課金必須ということだ。
menuでデリバリー注文して貰えるフリープレイチケットだけでは発送できない。

menuの注文おまけで貰えるチケットを使ったら景品ゲットできたのに、実物を得るには課金しないといけないわけだ。
そこにおあつらえ向きに「1000TCでmenuの1000円クーポン付き」なんていう実質無料と感じさせるような初回限定セットがある。

そして表示の通り「1回の発送で1000TC」なので、景品1個で発送するよりせめて2〜3個まとめて発送したくなるのが性というもの。

4.獲得した景品の発送期限

獲得した景品ページを見ると「残り13日」と表示されている。
つまりその景品の獲得権利が2週間で消失するようだ。

ということは、もう1～2個獲得してまとめて発送して送料を有効に使おうとすると、2週間以内にもう少し景品を獲得しないといけない。
しかしそれをするにはmenuでデリバリー注文するか、普通にプレイするための課金をするかになる。

5.フードデリバリーとオンラインクレーンゲームの顧客相性が良い

オンラインクレーンゲーム単体のアプリなんかはよく見かけるが、フードデリバリーのおまけにこれを付けたのはかなり賢いと思う。
例えばゲームセンターなんかでも、クレーンゲームは「絶対に景品を取るために、クレーンゲームをやる目的で外出してゲーセンに行く」よりも、「友達とメシ食った帰りにちょっとゲーセン寄って、たまたま見かけたちょっと欲しい商品に1000円2000円かけて、あーとれなかったーだの、とれたーだのをするライトゲーム」の部類に入る。
つまり「ついでにやる」ものであって、クレーンゲームのためにわざわざアプリをインストールして課金してプレイして……みたいな人はかなりニッチな層だ。
それを考えると、「メシを頼んだらフリープレイチケットもらったからやってみた」というとっかかりで良くて、そこで「もうちょっとで取れそうだったからついお金払っちゃった」が発生すればラッキーだし、「フリープレイで取れちゃった」としても1個の場合送料として約1000円は課金しないといけないから運営側としてもそこまでマイナスはないだろう。

加えて、1でも書いたがゲーセンのクレーンゲームのように商品を直接掴むタイプと違って結構取りやすそうに見えるのがポイント。
「どうせこういうの取れないし」という最初からの諦めがなく、しかも手軽に1回タダでできる状況になったら、ついやってしまうだろう。

まとめ

つまり「もったいない」「あとちょっと」「せっかくなら」といった感情がしっかりmenuのデリバリー利用や直接のTC課金に繋がるようにしてある。
これがなかなかエグい。
私は運良くフリープレイチケットだけでエレシュキガルを取れたが、まずこの送料システムと有効期限を見て「せっかくならあと1個2個取ってから発送……」という気持ちになったし、景品発送の期限で「ああフリープレイチケットもらうのも兼ねて今週menuいっぱい使うか」みたいな気持ちにもなった。
そして我に返って、かなりエグさを感じた（スマホゲーム業界で働いてる身としては、この手のやり口は自分らも使ってる手法ではあるので、競合他社調査みたいな気持ちでこうやってnoteを書いている）

私の事例

一旦放置したものの、週末出不精でmenuを使いまくったせいで、加えてまた運良くミクのフィギュアも取れてしまった。

ぶっちゃけこれで発送しても良いと思えるが、送料として1000円は課金する必要がある。
せっかく取れたものを発送せずに見送れるような強靭な精神力を持つ日本人が一体何人いるだろう。
発送せずにはいられないだろうし、つまりは課金せざるをえない。
そこにボリュームディスカウント（つまり10000円で10000TCに追加で5000TCおまけみたいな）もあれば、高い価格のセットを買いがちなのがスマホゲーマーだ。
そして、高い価格のセットを買ったところで、ある分は使ってしまうのが人間。
余計なクレーンをプレイしてしまって、あとちょっとで取れそうみたいな状態になって、さらに課金して……
あるあるである。

翌日

ｶｷﾝｼﾁｬｯﾀ……

これは調査。調査のための課金なのだ。
ちなみにすでに1000TCあるのはフードデリバリーのクーポン付きを先に買ってたから。
一応その他の初回価格の課金ラインナップはこんな感じ。

送料1000TC残して、テストで買ったぶんの2250TC、つまり9回分でどのくらい取れるか。
とりあえず適当にフィギュアの台でそれなりの埋まり具合のものを探してプレイしたら、また運良く1回で取れてしまった。

あと1つくらい取れたら良いなという気持ちで、ラインナップにあるうちフリーレンのヌードルストッパーが結構欲しかったので何回かリロードして、詰まり台みたいのをプレイ。
詰まってるだけあって左の山に何度か乗ってしまったけど、ちょうど8回目で2玉拾えて、それが白に入ってゴール。

▼獲得の瞬間のgifアニメ

2個拾えて、1個が見事ゴール
獲得直後に店員さんが作業入ってるとこも見えてなんか面白かった

最終的に4個になったので、惜しみなく発送。
ピッタリTC使い切って満足しました。

勉強になりました。


2024/03/06追記
送られてきました。

送り主がたこやきパーティーになってんのちょっと面白かった。

思ったよりリゼロがでかいな。
クレーンゲームの画面でサイズ感ちゃんと書いてあったけどあんま見てなかった。

普段プライズフィギュアはあみあみとか駿河屋とかボークスとかムーランとかの店舗で1つ1500〜2000円でそこそこ買ってる身としては、送料2500円でこれはなかなかお得感があるね。

まあ今回はかなり運が良かった方だからもうやらないようにするけど……

TC購入がAppleのPF決済を回避している可能性

フードデリバリー側で登録した決済方法＝クレジットカード直接引き落としを用いていそう。
我々スマホゲーム開発で悪戦苦闘している立場からすると「お主も悪よのう……」みたいな普通に黒に限りなく近いグレーの処理なのでどうなん？って思ってます。これいいの？
ゲーム系しか知らないのでフードデリバリーとかリアルサービスを提供する対価の決済手段として恐らくApplePay＋クレカ直接登録とかが許容されてんのかなと思ったりしてますがたこやきパーティーのTCは私の認識でべき論でいうとAppleのPF決済を通さないと審査通らない＝審査のために使用期限は設けられない＝使用期限がない仮想通貨は前払式支払手段として届け出が必要、みたいな温度感なんですけどどうなんですかね。
うーん。

以下ツイート。
このツイートのツリーにダラダラ書いてます。


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