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『なんくるないさぁ』

久し振り(5年ぶり!?)に
小説でも読んでみるかと思い立ち
本好きな家人
「何かお薦めある?」と尋ねた

すると・・・著:町田そのこ
「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」
 という5編の短編で構成された文庫を
 手渡された

何の予備知識もないまま
軽い気持ちでパラパラと・・

その中の一遍
『カメルーンの青い魚』

切なくてやるせなくて
ほどよい長さで優しくて
淀んでいた何かが
「浄化された」といった感覚が
最も適切な感想かも知れない

それもそのはず
読後Netで調べてみれば
新潮社が主催する
第15回「女による女のためのR-18文学賞」
の大賞を受賞してたりして・・・
“秀逸”であるのも当然(だよな)

ワークライフバランス

小説の内容を
書きたかったわけではない

伝えたいことは
肩の力を抜くことをせずに
生きることの愚かさ

リラックスしてるふりをして
どこかで偏った思考と行動

「なにかのため」と意識して
 活字を入れるよりも
 気軽に手にした文庫本から
「何やってんの俺」って
 今さら気付かされたという独り言

*ONOFF
INOUT
*左右~上下~白黒~長短~明暗・・・

そういった表裏を
無意識にバランスよくこなしている
経営者に出くわす

意図的であるが故の
良質なパフォーマンスなのか
その逆なのかはわからないが

結果としてそのバランスの良さは
よく耳にする
「ワークライフバランス」とは違った
感情に寄り添った無意識に近い
アクションなんだろうな・・って
思わずにはいられない

「遊び」のないハンドルでは
 結局のところ
 真っすぐ安全に進むのが
 難しいということだ

OKINAWA

先日沖縄に行ってきた
(縁あって この半年で3回目)

歩くスピードや
ゆったりとした時間の経過は
明らかに違うと肌で感じる

一方そこで出会う方々は
ピュアで実直で逞しくて弱くて・・・


日常や環境をほんの少し変えただけで
見逃してた景色が見えたり
ハッとする気付きがあったり・・・

急いでいるつもりが
たいして進んでなかったり・・・

沖縄方言の
なんくるないさぁ~(なんとかなる)』
 にあやかって
 リセットの感覚を「いま」こそ
 意識してみよっかな

そうそう
本来の「なんくるないさぁ」の意味は
 “挫けずに
  正しい道を歩むべく努力すれば
  いつか良い日が来る”
・・・なんだそうです

深い言葉ですよね・・・刻みます
そして今年もまた・・桜が咲きます

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