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『慫慂』

今日のタイトル(慫慂)を
「しょうよう」って読めましたか?
・・・わたしは読めませんでした

その意味が
「そばから誘いかけること」
 「そうする方が君の為だと言って勧めること」
 って知ってましたか?
・・・わたしは知りませんでした

インボイス制度・・・

いままで
免税事業者(個人事業主や一人親方)の方々は
 ルールにのっとり消費税の納付を免れていたが
 来年の秋(2023年10月)から導入される
 インボイス制度により
 その理解度やスタンスをはっきりさせないと
 様々な角度で不利益 !? を被りますよ
 ・・・といった大幅なルール改正

極端に言えば
・全ての事業者から消費税を吸い上げますよ
・その辺を飲み込まないと
 取引停止や値下げ交渉(要請)に
 巻き込まれますよ
 ・・・準備は大丈夫ですか?

双方の合意!?・・

今まで大目に見てきた部分にも
いよいよメスを入れるわけだが

その理解と浸透の低さを
 現場レベルに置き換えると
 「対岸の火事」というか
 「うちの子に限って」みたいな

どこかでなんとかなるといった
当事者意識の低さ
(そもそも・・知らない)

そして理解した先には
取引上の関係性で
「値下げ」に代表されるような
 交渉の場面はやむを得ないだろう・・・

その様な疑問を見越して
それらについて記されているのが
財務省等から連名で公表されている
免税事業者及びその取引先の
 インボイス制度への対応に関するQ&A】

・・・その中(Q7-6)の文言に
『登録事業者となるような慫慂等』
 といったくだりが出てくる

乱暴なことをしたら
独禁法や下請法に抵触するので
「そうすることが君の為だよと言って勧めること

 といった言動には
 ちゃんと目を光らせますから・・・
 
と言っておきながら
「免税事業者と取引価格の交渉をして
 双方合意の上
 単価11万円だったものを
 単価10万円に下げる」・・は問題なし

なんだか優しいような冷たいような
 曇り時々雨なので
 傘は自分で用意してね・・・みたいな

双方の合意って
このケースだと正直厳しいかと
 ・結局のところ押し切られるか
 ・ちゃんと手順だけは踏みましたよ
  と言ったエビデンスだけが残るか

じわじわ変わるいつものパターン

マイナンバー同様
全事業者に「T」で始まる13桁の番号
(インボイスという適格な請求書発行権利者)
 を持たせることで
 未来の税率UPは当然のことながら
 じわじわと様々なことが紐付くわけで・・・

気が付くと
「あれっ!?」といった
 いつものパターンだろうし

なにより
取り締まる側の国の方こそ
「そうすることが君の為だよと言って勧める」(慫慂)
 と・・・暗に言っていることにこそ辟易する

まぁ・・・この手の話に限らず
 何とかして丸め込めたい時や
 上からやんわり押さえつけたい時には
 難しい表現
 読めない漢字が出てくるので要注意!!!!
 (って思うようにしています)

自身の周辺に
 沢山いる免税事業者さんに
 概要とスケジュール感だけは
 声掛けしなくちゃな!!
 ・・と勝手に思っている今夏の宿題です!!

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