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自分との付き合い方

転職に際して、あたらしい環境に入っていくのが苦手で、不安でたまらなかった(それゆえにやりたいと思うことがあっても踏みとどまっていた)子ども時代を思い出した。

だけど、その当時の自分と違うのは、自分のダメなところばかり見て自分を責めるのではなく、あたらしい環境に飛び込もうとしていること自体を讃えて、今まで体験したことなかった気持ちを知ることができたことだけでも価値がある、と自分を鼓舞できるようになったこと。

少し前までは、自分ができていないことを批判的(否定的)にみることで、自分の行動が改善されると思っていた。

でも、いまはちょっと違う。
自分のできていることを褒めて、もっとできる、大丈夫と励ますほうが自分はがんばれるような気がしている。

うまくいかないことを他人のせいにするんじゃない、自分ができることを粛々とやるだけ。言い訳をせずに自分が何ができるかを考えるべし、とよく言われる。

わたしもそう思っている。

でも、いったん現状を他人や環境のせいにしてみて、自分を肯定してみると、自然と、どうやって現状を変えられるか考えられるようになる。

他人や環境のせいにするというのは、誰かを否定したり責めたりするのとはちょっと違う。そのときの自分にはそうするしかできなかった、という現実を受け止めてみるということ。少なくともわたしは、そういうプロセスを踏んだほうが前向きに現実を捉えられるみたいなのだ。

これはわたしの場合の自分との付き合い方だけど、人によっていろんな自分との付き合い方があると思う。

むかしは、「ありのままの自分を受け入れて」みたいな言葉に、「そうなれば幸せなのはわかるけど、こんな自分を受け入れるなんて無理だ……」とか「それができれば苦労していないよ〜」と思っていた。

そんなわたしでも、少しずつその意味がわかってきた気がする。



花を買って生活に彩りを…