「そして父になる」:遺伝子か時間か
10月5日、池袋の新文芸坐にて、是枝裕和監督の映画特集やっていたので「そして父になる」をみてきました。
よい映画でした。
号泣したときのために端っこに座っておいてよかったです。
子どもの取り違え問題を題材に、親子の関係や人間の人格形成について考えさせられる作品です。
全体を通して、「家族を家族たらしめるのは遺伝子か時間か……」そんな問いが巡っていました。
極端に言えば、自分を満たすためのひとつの道具のように息子をみる父親。息子に対する期待はあっても、そこに息子の存在そ