見出し画像

GUITAR ROOM1 (folca「アヤメ」奏法解説前編)

いらっしゃーい、ようこそタメカワハウスへ。
家主の爲川 裕也です。

記念すべき第1ルームは「アヤメ」前編

かねてよりリクエストを頂いておりました、folcaの「アヤメ」という曲のフレーズ&奏法解説を致します。
第1ルームからなかなか難易度の高い曲ではありますが、ゆっくりやっていきましょう。
ボリュームが多いので、前編後編に分けます。


タメカワ式 5つの奏法説明

まずこの曲を弾く上でいくつかの奏法が必要となるので、ご説明します。
今後もfolcaの楽曲を弾く上で必要となる基本奏法ですので必須です。
タメカワ的な観点を踏まえて書いてます事をご了承ください。

1. ブリッジミュート

弦を弾く方の手(僕は右利きなので右手)の腹を、弦に乗せた状態で弾く奏法。
これによって音が伸びきらず、タイトな発音になるので、フレーズにメリハリをつける事ができる。
TAB譜で「M」「Mute」と記載のある箇所は、この奏法で弾きます。

2. プリング

指板上の指で弦を引っ掻いて音を出す奏法。
これをする事により、1回ピッキングするだけで2音以上の音を出す事ができ、
発音の度にピッキングするよりも滑らかに音を繋げる事ができる。
指を「プリン!」と下にはじくと音が出るのでプリングという覚え方でいいと思う。
TAB譜で「p」と記載のある箇所は、この奏法で弾きます。

3. ハンマリング

ハンマーのように、弦を叩いて音を出す奏法。
プリングと同様に、1回ピッキングするだけで2音以上の音を出す事ができ、
滑らかに音を繋げる事ができる。
ロックギタリストはプリングとハンマリングを繰り返し、右手がフリーになった状態で手を上に挙げるとギターヒーローになった気持ちになれる。
TAB譜で「h」と記載のある箇所は、この奏法で弾きます。

4. チョーキング

弦を持ち上げて音程を上げる奏法。チョークアップともいう。
弦を持ち上げた状態から、元の状態に戻すのは、チョークダウンという。
到達点までの音程を自分で調整できるので、より細かいニュアンスを出せる。
TAB譜で「C」と記載のある箇所はチョークアップで、
TAB譜で「D」と記載のある箇所はチョークダウンで弾きます。

5. スライド

弦を押さえてピッキングし、その音を出した状態のまま弦を押さえた指を滑らせて音程を変える奏法。
強く押さえすぎると弦の上をうまく滑らないし、弱く押さえすぎると音が途切れてしまうので、適切な力加減で弦を押さえる必要がある。
弦が錆びついていると痛いので、こまめに弦を交換しましょう。
爲川はこの奏法をよーく使います。
TAB譜で 「S」と記載のある箇所は、この奏法で弾きます。

以上の奏法を駆使してfolcaの「アヤメ」を弾きます

アヤメは曲自体が早めなので、ちょっとギターを弾いた事がある方向けの難易度ではあります。爲川少年期でいう「えっ!Xの紅弾けるの?!すげぇ!」という感じの曲だと思います。
根気強く練習してもらえると、タメカワハウス家主が喜びの舞を踊ります。
ギターを弾いた事がない方にとっては、ライブでドヤって弾いてる陰の努力を垣間見る事ができるかもしれません。

第1ルームのお部屋内観ご説明

・ご挨拶と御礼
・先に説明した5つの奏法についての実演解説
・実際に家主タメカワが「アヤメ」を弾いた動画
・1コーラスをゆっくりなテンポでセクション別(イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ)に弾いた動画(タブ譜付き)
・1コーラスを正規テンポでセクション別(イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ)に弾いた動画(タブ譜付き)
以上が盛り込まれた約15分の動画を下記から有料記事にてご覧いただけます。

これからもギター技術向上のお手伝いと心の栄養補充をさせて頂けるよう精進いたします。
ランチ1食を食べると思って、第1ルームを楽しんで頂ければ幸いです。

ここから先は

425字 / 1画像

¥ 750

ありがたい愛のサポートは、タメカワハウス増築(コンテンツの充実化や日々の音楽投資)に向けて、感謝満点で有効活用させて頂きます。