稲田俊輔『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』を読んだ

遅いインターネットのなかにある、NHK出版の編集者・井本光俊さんが「暮らし」や「自然」にまつわるおすすめの本を紹介する連載「井本文庫」で紹介されていた、稲田俊輔さんの『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』を読みました。

人気飲食チェーンにすごく行きたくなったなあ。いろんなメニューの工夫とか、裏側とかもおもしろかったし、「こういう食べ方がいいよ」という紹介があったりも。

そのなかで、バーミヤンも取り上げられているのですが、そこで書かれていた認識のギャップの話がとてもおもしろかった。

私としては、バーミヤンとは「大衆中華を一般的な大衆中華店の3分の2の価格で提供する店」ではなく、「本格中華を高級中華店の3分の1の価格で提供する店」という認識でした。もちろんその全てが高級中華店のクオリティに匹敵するものだったと強弁するつもりはありませんが、少なくとも目指していたのはそこだったと思います。しかし実際は多くの人々が求めていたのは大衆中華店としてのクオリティとそれより安い価格でしかなかったということでしょう。(p.122)

仕事するうえで、こういう認識のギャップってあるよな、と。自己認識と他者からの認識がズレているとつらいな…と思いつつ、いま毎週授業を教えに行っている小学校の最寄り駅の前にバーミヤンがあるから、ちょっと行ってみよう、と思いました。

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