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『レア力で生きる 「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣』を読んだ

小宮山利恵子『レア力で生きる 「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣』を読みました。

レア力(りょく)をどう身につけることで、自分がユニークな存在になれる、というのは大賛成です。そのために、小宮山さんは「掛け算」を意識しましょう、と言います。

「私にはこれといって人と違うところはない」、「レア力なんてないかもしれない」と思われている方がいたら、ぜひ「掛け算」を意識してみてください。
ここで言う「掛け算」は数字の掛け算ではなく、自分の好きや得意、興味・関心のあるものを、2つ以上掛け合わせることを意味します。

たとえば私は、「教育、テクノロジー、英語」で掛け算を組み合わせて、さまざまな領域のプロジェクトに関わっています。これに、議員秘書時代の「政治がわかる」、GREE時代の「講演ができる」、「ゲームがわかる」、「メディアで記事をかける」といった細かい経験値を加えていくと、掛け算のパターンはさらに増えていきます。掛け算をすればするほど、母数が少なくなるので、ブルーオーシャンに行ける可能性が高まるのです。(p.219-220)

何と何を掛け算するのか、ということを自分らしく組み合わせれば、それが自分をレアにしてくれる、ということ。そのためには掛け算に入れられるものを常にインプットしたり、磨いたりしなければなりません。小宮山さんは、ずっと学び続けている人。最先端のエッジなところで自分を変え続けている人だと思います。

この「掛け算」をしてレア力を手に入れる、という考え方、PTA会長として小学校の卒業式の祝辞で似たことを言ったことがあります。あのときは、「ユニークな存在になってください。一人ひとりが天才的でなくても、100人に1人しかできないことを2つ手に入れれば、10000人に1人の存在になれる」という話をしました。

ユニークになることはゴールではないけれど、自分が何者であるのかを考えることはすごく大事なことだと思っていて、そのときにこの「掛け算」の思考は大事だと思っています。

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