紀三井寺(和歌山市)
新婚旅行の記事再開。
というわけで、翌日は四国を離れ徳島に行くべく、徳島港へ。
鳴門からは一般道で徳島市へ。
カーナビと途中に立っている看板のおかげで案外、徳島港へはスムーズにたどり着けた。
南海フェリーはドライブスルーで乗船券を発行してくれるから便利。
無事、乗船券をゲットし、乗船待ちの列へ。
このターミナルで40分ほど待機。車ごとフェリーに乗るのは初めての経験なのでずいぶんゆとりを持って到着。
しかし、折からの雨は残念。
そうしているうちに乗るフェリーがやってきた。南海フェリー「かつらぎ」は11時に徳島港を出港、和歌山港には13時5分に着く。
2時間ほどの船旅のスタート!徳島港を船出します。
さらば四国~また来るぜ!
紀伊水道を渡る長い長い船の旅。
途中からずっと淡路島の島影を追いながらの旅。四国と本州は陸路でつながっているが、やはり徳島から和歌山だったら船で短絡した方が早い。
昨日行ってきた淡路島もさらば~ また来るよ!
13時頃、予定通り和歌山入港。
こうして今ぞ着くは和歌山港。カーナビに「紀三井寺」と入力。ちなみに私は和歌山初上陸である。
和歌山市内は曇りで雨は降っていなかった。
フェリーの中では特に食べられるものはなく、腹ペコのまま紀三井寺へ。
ということで、門前町で何か食べられるものを探すが、案外飲食店がやっていない!
…というわけで、さんざん迷った挙句、地元の人しか来ないような喫茶店で私はカツカレーを妻はオムライスなどを食べた。
仕切り直しで紀三井寺へ。途中、紀勢線の踏切がある。
紀三井寺…なお、正式な寺号は護国院金剛宝寺といい、紀三井寺は通称である。
かつては真言宗、現在は 救世観音宗の総本山である。
紀三井寺って、三井寺(園城寺)となんか関係があるのかと思ったら、その名の由来は境内に湧く3つの井戸、すなわち三井水(さんせいすい)から来ているんだとか。
紀三井寺は行ったことは当然なかったが、この階段の光景は何となく知っていた…
桜もちょうど綺麗で胸が躍る。
本堂へ向かう石段の途中途中に堂宇がいくつか点在している。
なお、表参道はこんな石段だが、エレベーターが途中まで用意されている。
とは言え、この美しい桜と建築を楽しまない手はない。
ここは瀧本院という子院。寺域にはこうした子院がたくさんある。
なお、紀三井寺は西国33か所の2番目の札所である。しかし、1番は同じ和歌山県とは言え、那智の青岸渡寺だから、1番から2番までの距離がすごい。
これは三井水の一つ、清浄水。
しかし、雰囲気は最高だね。
景色を楽しんでいるうちに本堂へ着。
桜が本当に綺麗なこと。
本尊は十一面観音で、やはり観音霊場特有の雰囲気を持つ。
現代においても観音信仰は根強い。いろいろなものの縁をつなぐ、という意味でも我々の新婚旅行にはぴったしかな。
寺からは和歌山市街が一望できる。和歌の浦の眺めも。
さあ、こうして紀三井寺の見学を終えた我々はいよいよ南紀へ!旅は早くも中盤戦へ突入!!!
次は安珍と清姫の伝説で有名な道成寺へ…
(続く)
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