ドイツ人から学ぶ散歩×行先はない、ゴールもない。
グーテンモルゲン、
ドイツからTamamiがお伝えします。
ドイツといえば散歩。
これ知ってました?
よく、みんな散歩に誘ってきます。車で近くの散歩道に止めてからとにかく散歩するとかよくありますし、今日散歩行こうよみたいな誘われ方もよくします。
散歩はドイツ語でSpaziergang(シュパツィーアガング)
ドイツ人なら絶対する散歩。もっとも簡単で、もっともリラックスできる運動、それが『散歩』であるといわれています。調査によると、毎日簡単な運動をすれば、24種類もの病気のリスクを軽減することができるとも言われているのです。ドイツ人は、散歩は雪の日でもしますし、雪の日の方がなおさら散歩道が混んでいたりします。
そして散歩の持ち物はなし。
ただただ、長距離でも疲れない靴が必須なんです。
なぜなら、散歩は平均二時間くらい歩くので。
ってびっくりすると思われますがドイツでの散歩というのは何も考えずにただ、ひたすら道なき道を行ったり、新しい道を発見してみたり、その間に色々考えてみたり考えなかったりして2時間くらいたってるって感じなんです。
初めて散歩に行った日の事を思い出します。
散歩行こうよと安易に誘ってくれた友達に軽くいいよっていってしまった私。
そこから、2時間以上歩いて気づいた事。
え、どこに行くの?
いつ終わるの?
散歩はどこにいってもいいんだよ。右に行ったり、左に行ったり。
いやいや、それって、そのままいくとさ、迷子になりません?って。
迷子になったら、また右にいって、左に行って。
いやいや、それそれ、やばいやつ。
そして本当に気づいたら一日の終わりになっていました。
ドイツには、小さな山、丘?みたいなのがいっぱいあります。
皆様は、休日にそちらにいき、思う存分散歩をします。
ドイツライフで想像もしなかった散歩。
その中で気づいた、ドイツ人の健康志向と、散歩での人生感とのつながり。
それは、仕事ばかりではだめだと。自然の空気を吸い、そこから頭にもいい空気を入れること。そして、時間にとらわれないで散歩をすること。
迷ってもいい。途中で戻りたくなればまた元の道に戻れるし、新しい道を行けば新しい発見がある。
誰もがグーグルマップなんてつかわない。
ただ、勘を頼りに道を歩くだけ。
人に会えば挨拶をし、時には人に道を聞いたりもする。
何も考えずに歩いてもいいし、考えながら歩いてもいい。
散歩とは人生を見つめるいい機会なのだと。
そんなドイツから学んだ、ゆっくりと散歩をする習慣。
ドイツにきたら、ぜひ一日何も予定を入れずに、山なり丘なりを散歩してみることをお勧めいたします。
アウフウィダゼーン
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