息子のPCR検査の結果
グーテンモルゲン
ドイツからTamamiがお伝えします。
こないだのサッカーチームメイトのコロナ感染。
これは、夏休みが始まる前の週でした。
先生からは、できればサッカーの練習に参加した生徒は翌週の学校には来ないでほしいとメールが来ていました。
絶対ではなく、念の為にできればとのお願いでした。
これによって、他のお母さん方とも連絡し夏休み前の三日間全てを学校には行かせないという選択をしました。
このことで他のクラスの人からは、やりすぎなんでは等お話もありました。
それでも、念には念をと。
なぜなら、もし誰かがここで陽性ならまたほかのクラスでも濃厚接触者がでて、すべての濃厚接触者は検査をするまでは自宅待機2週間になるわけです。
今回は、チーム全体でのテストをすると保健所から連絡が来ました。
保健所からは、日時と場所を指定され、マスクとその当日はソーシャルディスタンスをと言われました。
そして、家の中ではなるべく息子をほかの兄弟、そして、親も距離を取りならが暮らしてくださいと言われました。
もちろん、母としてはそんな事はできず。
息子も心の中で不安になっていることを察し、PCR検査の前日は強く抱きしめて隣で寝ました。
子供が病気の時、もしくはその疑いがあるとき、自分っていうのは母親なんだなと気づかされた瞬間でした。
検査が痛かったら、検査で陽性だったら、息子はぼそっと不安そうな事を言っていました。そんな息子に、大丈夫よと言いながら私も不安でいっぱいでした。
そんな中、検査の日がやってきました。
小学校の体育館の前に集まった濃厚接触者のチームメート、コーチ、そして親たち。
全員がマスクをして、全員が距離をとってならんでいました。
この中に陽性の感染者がいるかもしれないとみんながみんなと距離をとって。
見えないウィルスは私たちの気づいてきた人間関係の信用までを見えない形で奪っていくようにもみえた。
誰かにうつっているかもしれないと。
うつっていたらうつりたくはない。
昔、遊んだあのエンガッチョゲームはココでは通用しなかった。
挨拶もできない、みんなが静かに黙っていた。
順番に一人ずつ体育館に入っていく。
息子の番になり、私も一緒に入った。
白づくめの保健所の方と思われる人が2人。
1人は、検査の綿棒と名前を間違えないように確認し、もう一人の人に渡す。
その綿棒を息子の口の中に入れた。
唾液を取るために奥の方に綿棒を入れ、息子がおえってなったろことでオーケーがでた。
検査は終了した。
検査の結果は2,3日後に個々に電話がくるシステムになっていた。
その日の夜、携帯の電話がなった。
保健所からだった。
息子さんは、陰性でした。
そう言われた瞬間、声が高くなった。
その後、他のチームメートも陰性と聞いた。
今日をもって、自宅待機も解除されますとも言われた。
濃厚接触者となっても、今回の場合は外でのサッカーのチームメート。
ロッカールームも使用はしていなかった。
試合もしてないので練習のみ。
今回、陰性だった人全員が自宅待機解除となった。
もし、一人でも陽性が出た場合、再検査もあっただろう。
今年の秋冬には、もっと感染者が増えるかもしれない。
咳等でてる人が増えた場合は本当にひどくなるかもしれない。
今回の出来事から、全体での検査の仕方、そして保健所の指示に従うこと、仮に誰かがなったときもしくは濃厚接触者に該当してしまった場合は食料など頼める人に一応連絡だけしておくこと等、システム化を学ぶことができた。
学校の先生からは、「陰性ではあったが学校に行かないという選択をしてくれてありがとうございました」とのメールがきていた。
先生が持病持ちの人だったというのもあるが、学校でのクラスターを避けたいのは容易に伝わる。
ドイツはコロナに関してシステム化されているなと感じたし、失敗等あれば、毎度直してきているなと感じた。
そしてドイツでは、感染しても症状が軽い場合は自宅待機です。
入院なんて滅多にできないと聞きました。
本当に、重症な場合のみ病院に行けるのだと。
勝手にかかりつけ医にも行く事はできません。
必ず、症状を伝え怪しい場合は保健所からの指示を待ちます。
コロナ感染とは。
子供はどこでも触ってしまう。
そして症状がでないまま、動き回ってしまう。
私達は、このウィルスとはもう少し長く付き合っていくかもしれない。
そんな中、自分たちにできること。
逃げ場はもうどこにもないということ。
どこに行ってたとしても、誰かが感染者だったかもしれない。
自分ができることは、とにかく手洗い、それからソーシャルディスタンス。
どうか皆様も、手洗いをよくしていただいて、今後誰がなってもおかしくないコロナと戦っていきましょう。
アウフウィダゼーン
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