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生まれ変わったブランド名と新しいチャレンジ

水引やつまみ細工などを中心にアクセサリーや和雑貨を作っているあさみんです。

このページにたどりついたのも何かのご縁ですので、よかったら最後まで読んでもらえると嬉しいです。


はじめに

はじめてこの記事にたどりついた人も活動を見守ってくれている人も記事をよんでくれてありがとうございます。
今回は過去を振り返りながらブランド名の変更のお知らせと新しいチャレンジについて思いを書きました。
文章が多いのでお時間ある時にゆっくり読んでいただけると嬉しいです。

旧ブランド名の由来

2016年から趣味の延長で始めたハンドメイド活動

もともと、ジャンルに問わず物が出来あがる工程を見るのが好きで、欲しいものがないと自分用や友達用に物を作っては配ったりしていました。

作るのは楽しいけど、制作ペースの方が割合が多くなり、作ってよろこんでもらえるものが、販売できたらずっとつくり続けられるはず。そんな思いでminne登録の為に初めての屋号をつけました。

その当時、コンセプトを深く考えてなく、ちょっと見かけない形の発想はさそり座のちょっと独特な感性から生まれるから、SCORPIONにしようと自分の星座から決めたものでした。

きっかけの違和感

活動を続けていくうちにいつかは変えた方がいいかな?と思い始めるようになりました。そのうち、ちょっぴり違和感を感じるような出来事がありました。

初めに違和感を感じたのは、日本伝統文化フェスタに出展した時でした。
外国の人が来るから英訳もつけて、作品説明を作っている時に、外国の人が見たらちょっとびっくりするよなぁ。と思うようになります。なんでSCORPIONなの?と言われ時に自分の星座を由来にしていると説明しても、自分の中でちょっと今の活動の方向と違ってきている気がする違和感が生まれ始めました。

そんなモヤモヤが生まれつつも自分の方向性が見えず2019年をイベント出展を多くしながら、自分の活動の方向性を考えていきました。

台東デザイナーズビレッジの村長と出会って

2019年に沢山イベント出展していきお客さんと話せるから楽しいし好き、でもこのままじゃ伸びない。自分の中の芯やいまいち自信がもてない理由をクリアにしないと良くない気がする。そのモヤモヤを探しに行こうと起業塾を申し込み、この夏開催された8期を受けてきました。

自分の中のひっかかりを取る方法を探しに行ったのですが、正直な所、拗れすぎていてどうしていいか分からないくらい辛かったです。

成長していく同期を見て、すごく焦っているのに、言葉が出てこないし、自分に向き合い心の声を引き出すことがうまくできず葛藤していました。

前職で、人が足りな過ぎて自己犠牲が多すぎて、ちょっと疲れすぎて、見ないふりをしていたことと防御する癖がついてしまっていたような気がします。

経験が価値観を作る、いい体験ならいい成長につながるのですが、刷り込みがゆがんだ価値観を作ってしまうことにも気づきました。

私の様に心が疲労している大人は意外と多いのではないかな?と思います。
自分は、大人の涙を見る機会が多かった為そう感じてしまいます。

子供の頃は、楽しいことが好きだったのに、悲しんでいる人がいると楽しむことに罪悪感を覚えてしまう。日本に1億2千万人もの人がいるんだから日々新しい命が生まれ、空にかえって行く人もいるのにうまく切り替えができていない自分。そんなモヤモヤに多くの時間を取られていたから行動がおろそかになっていたのかも?と少しずつ気付けるようになりました。

最終日に修了証書をいただいたけど、もやもやしている自分に村長からブランド名を考えるヒントをもらいました。

自分の気持ちの方向性に近いヒントをもらえて少し光が見えてきて、本格的に変えようと少しずつ考え始めます。

授業の中でフィートバックをもらうことが多く気付くことが多かった起業塾は、私の中で大事な場所であり仲間が出来ました。(起業塾のは、ここでは長くなってしまうのでまたの機会に)

屋号と自分の価値とやりたい事のはざまで

現在のコンセプト

あったらいいなを形に
物を通じて想い出を

このコンセプトは、仕事の影響をすごく受けています。

慢性期疾患で食生活に制限がある人や、その後終末期に入り看取りを経験していく中で、感じてきたことがコンセプトに大きく影響しています。

自分が自力で動けなくなってしまった時に、沢山の楽しい思い出がある人はどんな状況でも前向きだし感謝の言葉をかけていただける人が多く感じました。

悲観的になってしまう人は、満たされない思いや愚痴や批判も多く、面会も少なくこちらも切なくなってしまいます。

血が繋がっていることや書類を出して血縁になっていることが重要じゃなく、大切にしている人や大切に思ってくれる人がどれだけいるかが、自分がそう思えるかが大事なのかも知れないと思いました。

いろんな家族背景や生き様を見守ってきて常識や普通って何だろう?って思うようにもなりました。

一般的な常識通りにではなく自分の価値観を共有できる人が身近にいる事が幸せなのかもしれないと。

だから、自由に動ける時期に沢山の想い出を作って欲しいと思うようになりました。

お気に入りの帽子をいつもにかぶっている人
お孫ちゃんが作ってくれたものを枕もとに置いている人
物に想いが乗っているその思いを大切にしながら使っているから、心も豊かになっていくのではないのかな?と思いました。

病院の中だけじゃなくもっと若い時から、物と人と共に想い出が出来るように関わりたい。QOLを上げるという視点を持ったまま、物つくりの世界に飛び込んで出来ることはないかな?と考えるようになりました。

やっていきたい事は決まったけど、ジャンルを問わず物を作る工程を見るのが好きな私は、素材を絞り切れていません決めなくてもいいのかな?と思ったり。でも、一つこだわっていることそれは、和テイストであること。

それは、毎年参加しているお祭りが関係しているかもしれません。
祭り囃子が好きなんですよね。
囃子連に入っていたころみんなで練習して成長していくことが楽しくワクワクしていました。
社会人になり、山車周りのポジションについても若い子が自由にはしゃいで盛り上げようとしている姿を見るのがすごく楽しくて好きなんです。
ハンドメイド初めてからは、提灯のかんざしを水引で作り、じわりじわりと数年かけて囃子連の子達がつけてくれるようになったり、ブレーキ(制動)という山車の向きを変える時に大事なポジションも女性禁だったのが今では後輩さんが増えて女ブレーキもだいぶ増えました。

少しずつ少しずつ新しい風を取り入れて伝承していくことが好きです。

そんな背景の私は、人と人の繋がりに助けられたことが多く、伝えていくことに重きを置いている気がしました。

水引やつまみ細工を中心に作っていましたが、人との繋がりも大事にしたいからプレゼントのラッピングにも力を入れていきたいと思います。

新しいブランド名

いろいろ長く想いを語ってしまいましたが、新しいブランド名は、

たまゆらら

漢字で書くと、玉響楽。

古語であるたまゆらの語源の中の勾玉を人に見立てて
人生の中で出逢えた事は一瞬の出来事
そこから、人と人が相通じ合い、共感したり、いい影響が広がっていく、そんな楽しい出来事を重ねて行けるように、たまゆらにらを重ねました。


玉響(たまゆら)→ たまゆら(玉響)は、勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。 転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」(瞬間)、あるいは「かすか」を意味する古語。


響→ 分解すると「郷」と「音」になります。上の「郷」は、祭のあとの饗宴の席でごちそうをはさんで向き合って座るふたりをあらわす字だそうです。転じて「向き合う、人と人が相通じ合う、共感・共鳴する」という意味に。
この「郷」に「音」を合わせ、「共鳴する音」をあらわしているのが「響」です。
人と人が共鳴しあうという意味が成り立ちに含まれいるます。

子供の頃ピアノをならっていて、大人になってから追っかけをしていた時期があり、祭り囃子だけではなく音色に助けられたことがある為、言葉の意味と漢字の由来の祭りの入っている響の字はどうしても取り入れたかったのです。

ト音記号の記号のご祝儀袋は、意味を込め始めた頃の初期の作品であり、この様な願いを込めた作品を作りを続けたいし、これからは、たまゆららの意味を大事にした作品作りを増やしていけるように取り組んでいきたいと思います。

新しいチャレンジで増えた気付いたこととやっていきたいこと

もう一つお知らせ。

以前は、着物を着て出かけていたけどあまり写真を残していませんでした。最近はトルソーに着付けてSNSなどでUPするようにしていたのですが、いいご縁があり、着画などの写真は、時々顔出ししていくことにしました。

お古着物をいただいたことから着物を着るようになり、自分が受けとった着物で何を伝えていけるか?と考え自分の次の世代に楽しみを伝えることではないのかとも思うようになりました。

自分が着て楽しむだけじゃなく着てみたいと言ってくれた人の敷居を低くするお手伝いが出来るのではないかな?と思うようになりました。
MIXコーデを最近多くしているのは、その影響もあります。

ブログで説明やたとえ話や組み合わせの発想を考えるのは意外とすんなりできたのでゆっくりマイペースに進めていこうと思います。

そして私は、着物を着ることでコンプレックスが強みになった人です。
貧相なデコルテを隠すために高めの襟袷にしたら半襟の出具合がきれいと褒めてもらえたり、背が高くないから、アンテーィク着物が普通に着れたり、痩せてて骨っぽいが和服だと華奢になる。

着物を着て全部強みに変わった。

アプローチが変われば強みになることっていっぱいあると思うんですよね。

今回の写真もそう。自分が被写体になるなんて1度も考えたことがなかった。でも、私の魅力を見つけてくれて引き出してくれたmamiさん。

着物を楽しんでる姿を残して、コーディネート例を残していくことをしたいと思えるようになりました。
いつかみんなで着て撮って楽しむイベントとかできたらいいな。

箪笥の肥やしになっていた着物たちが見てもらえる機会が増えた事も嬉しいし、自分の幅が広がったような気もします。

考えてるだけじゃだめだね。やってみないと分からないね。

そんなことを強く感じました。

これから

ブランド名は、10/30からSNSや通販サイトなどたまゆららに変更しての名前が浸透するまで併用していく形をとります。直近のデザフェスはSCORPIONで申し込んでいる為、両方の名前が入り混じる予定です。

2021年から、併用を終了し、たまゆららのみにする予定なので、はやく覚えてもらえるように活動していきたいと思います。

SCORPIONからたまゆららに名前を変えるために色々考えた事で生まれ変わることで、やっていきたい事が以前よりクリアになってきた気がします。

少しずつ改善して、実現出来るように活動していきたいと思います。

今度ともたまゆららをよろしくお願いいたします。

あったらいいなを形に
物を通じて想い出を

サポートしていただいた寄付は、今後検討している箔押し印刷の版代に充てさせていただきます。 記事を書きながら成長して行けるように応援してもらえるような作品作りをしていきたいと思います。 応援したいと思った時にサポートしていただけると嬉しいです。