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【合唱部で歌っていた頃の話】

私は中学時代にテニスで腰をいわしまして、それ以来ずーっと腰痛に悩まされています。
故に高校時代に運動部などは入れるわけもなく、「なんか文化部入ろうかな~」と彷徨い歩っていました。
そしたら、合唱部に拉致されました。
うちの合唱部はビックリするくらい武闘派だったので、マジで人攫いみたいなこと平気でやってましたね……。
合唱部なんて陰キャしかいなさそうな雰囲気感じますが、すげえイケイケで目立ってる集団でした。
 
混声合唱団だったので、だいたい比率は女声:男声=2:1くらい。
私の同期の男性陣は4人いたんです。
その中に、ちっちゃくてカワイイ男の子がいたんですね。
今でいうところの姫男子ってやつでしょうか?
 
だから私は、付きまとってメッチャイチャイチャしてました。
「ちっちゃくないよっ!」ってぽぷら先輩みたいなこと言ってくれて可愛かった。
「もぅ~、たまやまぁ、いじりまわさないでよぉ!!」とか言って。
誰だってそりゃ、かわいい男の子がいたら弄り回しますよね?
 
で、そんなことやってると他の野郎も色めき立つわけですよ。
仲良さそうだから混ぜろよ的な。
そういうわけで、同期みんな仲良く活動してたんです。

イチャコラをして数年、同期のイケイケ女子が不意に話しかけてきました。
 
「たまやまくんってさ、タケくん(仮称)と本当に仲いいよね~」
「そうね、可愛いからしょうがないね」
「私さ、たまやま君とタケ君(仮称)、それと他の二人で四角関係を作って妄想してるんだよね~」
「そうね、そういうのも大事よね」
「四人ともみんな仲いいけど、それぞれにイチャついてる人がちょっと違うじゃん?だから小説書いてみたんだよね。読んでみる?」
 
メッチャ出来が良かったです。
腐女子の想像力、恐ろしや……。
 
私も当時から隠れ百合男子だったので、そういうの妄想したくなる気持ちは分かる。
実行力半端ねえなと思いました。
そんな彼女は、今や立派な保育士になりました。
今でもBL妄想しているんだろうか……。

つまり結論としまして、生モノは危険ということです。
クリエイティブな活動は素晴らしいですけどね……。


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