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高次脳機能障害「私」のマイクロツーリズム ~ こんなおしゃれがしたかった②  テーマ「笑顔の発見」~

今日は、「おおい元気ぼっくす」の講師、ケアビューティストのみき先生にネイルをしてもらった。3か月ほど前に爪の整形を中心にしてもらったが、今日は本格的なネイルケアをお願いした。おそらく生まれてはじめてのネイルではないだろうか。

さらに今回は、ケアマネ兼日々介護写真家の戸津さんによる撮影あり。
はっきり言って、今日の「私」はちょっとした「モデル」であった。

みき先生の仕事はとても丁寧。お声かけいただきながらの作業。先生の抜群のトーク力は、施術中も注意障害のある「私」の心を和ませてくれた。
楽しかった。
そして素敵なネイル。
うすいピンクをベースに、中指にちょっとしたワンポイント。
たまさん(「私」のだんな)から「もう手を洗えないな!」と言われたが、本当にそんな気分である。

「私」の心が表情にあらわれていたのか、「私」に「笑顔」がでていた(らしい)。
みき先生からも、カメラマンの戸津さんからも言われた。
そういえば、受傷後、心の底から笑ったことは何度あっただろうか。
お笑い番組を見て笑うことはあっても、「感動の笑み」というのはほとんど記憶にない。(もっとも記憶障害があるので覚えていないが)

「私」のケアの基本コンセプトは「こんなおしゃれがしたかった」。
ケアマネはじめ、デイサービス・ヘルパー・セラピストの方々とここは確認済みである。
ただ残念なことに、洋服はたまさんのセンス。
もともと「おしゃれ」とは縁遠い世界にいる人。買ってきた服や、日々の装いのコーディネイトには、いつも「?」をつけている。
「障害のある身として、もうおしゃれは無理なのかな」とほぼほぼあきらめかけていたタイミングで、今回のみき先生のネイルケア。
「私」にもう一度、「おしゃれ」についての期待感、モチベーションを高めてくれた。

もしかしたら、「私」の今日の笑顔は、そんな気持ちのあらわれなのかもしれない。
「おしゃれは笑顔を創る」。
こんな言葉があるかどうかはわからないが、少なくても「私」はそう感じている。

障害があってもおしゃれはしたい! あたりまえだよね。
まだまだあきらめるのは早そうだ。
みき先生、ありがとう。

PS
カメラマンの戸津さん、ご一緒にこられた娘さん、場を和ませていただいてありがとうございました。きちんと御礼できなくてすみませんでした。

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