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【ライブレポート】RINGO MUSIC W ONE-MAN LIVE -Apple day- 《夜公演》

RINGO MUSIC W ONE-MAN LIVE -Apple day-
日時:2022年8月11日(木・祝) 18:00~
会場:岩木文化センター あそべーる

SET LIST

00. Overture
01. りんごに恋したマメコバチ
02. JIGA-JIGA
03. Fly High 
04. LOVE & SOLDIER 
05. SEBADAVA MAINEBION ※初披露
06. JAWAMEGI NIGHT!! 
07. アルプスおとめメドレー
      目指せ!ファーストレディ~ニジイロリンゴ~パラレループ
      ~ニジイロファイター~アップルストアーはりんご屋です
08. 夏ノ蜜柑 
09. 好きみたい 
10. ぐぐっ 
11. モドコモード 
12. アメノチヒカリ 
EN1. 1625
EN2. JET GIRL
EN3. りんごに恋したマメコバチ

2022年4月に加入した、ピンクレディ・スターキングデリシャス・はつ恋ぐりん・金星(3代目)のりんご娘にとっては初めてのワンマンライブとなった、Apple dayの夜公演。

一部セットリストの変更が事前に示唆されておりましたが、farmerを驚かせるサプライズと感動のMCが待ち受けているのでした。

1.短期間で1日2回公演を行うだけの体力とセットリスト変更に対応

この日、昼公演・夜公演ともに約1時間半となるワンマンライブを成功させたりんご娘。ピンク・キング・ぐりん・きぃちゃんの4人はアルプスおとめ時代からワンマンライブの経験が非常に少なく、経験値や体力的な面でもりんご娘昇格から短期間でよく仕上げたなという印象でした。

また、2公演とも一部セットリストを変更して、ファンを楽しませました。

■回替わりセットリスト変更曲
Give me Power!! ⇒ LOVE & SOLDIER 
Ringo disco ⇒ SEBADAVA MAINEBION
JET GIRL ⇒ 1625
なんぼめじゃ!アポーパイ(dance mic)⇒ JET GIRL

回替わり曲も含めると4月1日の加入から4ヶ月半で17曲もの、りんご娘オリジナル曲を仕上げました。もちろん、FOURsメンバーと比較すると粗削りな部分もありますが、先代メンバーたちも経験したことのないような大きなプレッシャーを感じながらも短期間でのワンマンライブ開催を見事に成功させました。

2.まさかの”SEBADAVA MAINEBION"披露

りんご娘のデビュー曲「LOVE & SOLDIER」が撮影OKの楽曲として披露され、スマホをしまったのも束の間・・・めったに聴くことのなかったイントロが流れました。そう、「SEBADAVA MAINEBION」のイントロです。

声出しNGの会場でしたが、SEBADAVAのイントロが流れた瞬間、熱気と興奮でライブ会場の空間が歪み、ねじれました。こんな体験は人生で初めてでしたし、声が出せなかったからこそ体感できたことでした。

SEBADAVAは先代FOURsがRINGO SISTERS名義で2019年にリリースした楽曲で、ライブでも5回程度披露したくらい。アルプスおとめ時代に吉田・須藤で披露したことがありますが、まさかりんご娘としてここで歌われるとは誰一人予想していなかったと思います。

現メンバーの4人は、今の自分たちにできるサプライズで何をすればファンは喜ぶのかを考え、表現することのできるメンバーであることが良くわかる選曲でした。

3.感動のアンコールMC、ピンクレディの想いに涙

アンコール(あどはだり)後に登場し、1625を披露したのちに昼公演も含むApple day開催の感想をMCで述べた4人。それぞれのりんご娘昇格から新曲リリース、初ワンマンライブ開催までのプレッシャーや想いについて涙を流しながら語っていましたが、特にピンクレディのMCは印象深いものとなりました。

「4月になって皆さんも大好きだった、私たちも大好きだった先輩のりんご娘さんが卒業してしまい、応援するか迷った方もいらっしゃる中でも、集ってくれたことをうれしく思います。」と本人たちが一番苦しみ、触れることに勇気がいるであろう内容にMC内で触れました。

farmerが感じた以上に悲しみ、悩み、プレッシャーを感じたのは間違いなくりんご娘の4人なのです。それでも、”このApple dayでりんご娘としてのパフォーマンスを魅せる”という強いキモチと決意を、ライブ全般のパフォーマンスとMCで強く感じました。

きっとこのMCに、現地で観戦した方や配信を見ていた方、皆さん涙したのではないでしょうか。

4.各メンバーのパフォーマンスについて

ピンクレディ
りんご娘史上、最大のプレッシャーの中でリーダーとしてりんご娘に昇格する決意を持ったピンク。彼女のパフォーマンスからは、もっとも責任感や強い想いを感じました。

衣装の裾を効果的に使ったダンスパフォーマンスは見せ方を研究したことがよくわかり、歌唱法も大きく変わっていたため日々レッスンで研究し続けていたのでしょう。

また、天然で抜けているように見えて、実はメンバーのことをよく見ており、スタッフやファンへの感謝の気持ちを忘れない姿勢。先代の王林とは違うタイプのリーダーですが、新たな歴史を作るにふさわしい立派なリーダーです。

スターキングデリシャス
アルプスおとめ時代からダンスリーダーであったキング、本公演でもしなやかな動きとアイソレーションが印象的なダンスを披露していましたが、歌唱面でも成長していました。

他メンバーに比べて少し低めの声が印象的であるため、彩香が担当していた低音ハモリを数々の楽曲で担っていました。モドコモードのハモリは彩香の被せが聴こえてはいましたが、Fly Highや夏ノ蜜柑はしっかりとハモっていたのでこれからもキングの低音が成長していくことに期待です。

また、これまではよく声が裏返っていたのですが、夜公演ではほぼ見受けられず、ボイトレの成果が見られました。

はつ恋ぐりん
りんご娘が大好きで、りんご娘になりたくてリンゴミュージックに加入したぐりんちゃん。4人の中でも特に甘い声の持ち主で、高音パートを担当することも多いですが、4人の中ではピッチの安定感がピカイチでした。

強い声ではないですが、ユニゾンの声のブレをまとめる役割として大活躍していました。ぐりんちゃんは、まだ隠し持っている力を秘めていると思うので、覚醒を楽しみに待っていたいと思います。

金星(3代目)
リーフ加入から約半年でアルプスおとめに加入し、アルプスの危機を救った救世主。りんご娘においても、高い歌唱力とダンススキルで数々の難曲やJが担当していた難パートを引き継いだことで(JIGA-JIGA, モドコモード etc…)、早い段階から歌い継ぐことのできた楽曲が数多くあります。

天津爛漫なMCやファンサービスも非常に魅力的で、最年少ながら今後のりんご娘のパフォーマンスを引っ張っていく存在です。

あとがき

Apple day夜公演、まさかのSEBADAVA MAINEBIONの披露で度肝を抜かれましたが、その後のピンクレディ感動のMCも含め、印象に強く焼き付く伝説のライブになりました。

彼女たちが目指す2025年のはるか夢球場 1万人ライブへ続く道のりの第一歩に立ち会えたこと、心から嬉しく思います。

次のワンマンライブまで、彼女たちがさらに成長を遂げることに期待し、あとがきとさせていただきます。

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