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新型コロナウイルスに対するこれまでの取り組みと、当院の基本理念――発熱外来受診に際してのお願い――

こんにちは。玉谷クリニック院長の玉谷実智夫です。
年末に次の投稿した動画について、各方面より文章で読みたいというお声をいただいておりますので、掲載いたします。


新型コロナウイルスの第8波が到来し、既に府内では毎日10,000人前後の方の感染が報告され、皆さまも感染への不安のなか日々をお過ごしのことと思います。
そのなかで、当院はこれまで「何でも相談できる身近な総合病院」としての基本理念を遂行すべく、スタッフ一丸となって流行当初より真摯に対応に取り組んでまいりました。東淀川区には約260の医療機関がありますが、かかりつけ患者さん以外の患者さんを受け入れている医療機関は12件で、当院はそのうちの1つです。我々スタッフは、そのことに誇りを持っています。
 
 当院で開設している発熱外来には、少なくとも200名を超える電話の問い合わせや、毎日50名を超える患者さんが来院されております。診療検査医療機関として府に登録を行い、近隣のみならず遠方からも患者さんが来院されているためです。そして発熱外来開設以来、患者さんのご要望に応え、電話回線の増設・発熱外来のスタッフ増員・SNSを通じた情報提供など、日々改善に取り組んでおりました。
しかし残念ながら、一部の患者さんからスタッフに心無い言葉をかけられる事もあります。
 
 当院に定期的に通われている患者さんは生活習慣病の方が多く、中には免疫力の低下した方など基礎疾患を抱える方もおられます。そうした方々への感染予防のため、発熱外来へ来院される患者さんには発熱外来用の入り口へご案内しております。以前は専用の待合室を使用しておりましたが、現在は寒い屋外で待っていただくようお願いをしています。
その理由は、当時院内で対応していたスタッフが多数感染してしまったためです。もちろん、我々スタッフは感染に最大限注意しつつ診療にあたっていますが、それでも感染者が続出し、8月半ばには発熱外来を一旦中止せざるを得ない状況に追い込まれました。しかし皆さまの健康にすこしでもお役に立ちたいという強い想いから、スタッフ皆でもう一度、より多くの患者さんを受け入れようと結束し、10月には発熱外来を再開いたしました。
スタッフにもご家族がおります。高齢のご両親や小さいお子さんへの感染リスクを常に感じながらも、当院スタッフは患者様と接していますことを、どうぞご理解いただきたく存じます。
 
これから寒さも厳しくなり、発熱外来を受診される方には屋外での待機などでご迷惑をお掛けすると思います。また電話も混雑し、繋がりにくい場面もみられるとは思いますが、その分、当院LINEやHPで随時情報更新しています。皆様のご理解とご協力を何卒どうぞよろしくお願い致します。

令和4年12月30日 玉谷 実智夫

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