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#takashimurakamiproject #お花親子 #村上隆 #六本木ヒルズ プレスプレビュー。https://www.roppongihills.com/sp/takashimurakamiproject/

#takashimurakamiproject #お花親子 #村上隆 #六本木ヒルズ

「お花の親子」プレスプレビュー。
https://www.roppongihills.com/sp/takashimurakamiproject/

66プラザ
2020.11.26〜2021.5月末頃(予定)

"高さ約10mの金色に輝く巨大な新作彫刻作品《お花の親子》を、六本木ヒルズの玄関・66プラザで公開します。前面だけでなく、サイドや後ろにも「お花」のモチーフがあしらわれており、見る角度によって違った表情をお楽しみいただけます。"

アーティストメッセージ

"スーパーフラットコンセプトの一部として、アートの世界に幼稚でオモチャ感覚のロジックを組み込んだ始祖は自分である、という自負がある。

その波紋がだんだんと大きくなり、アートの受容ゾーンがアジアにおいては巨大になるにつれその幼稚さが際限無くなり、なんでもアートと言ってしまえばアートになり得る時代に突入している。

そんな波紋の中心であるような作品として本作品を創作した。" 村上隆

プレビューでの村上隆氏の発言メモ。

風速60メートルに耐える。
アメリカで製作。構造はすごい。

芸術家は建築家と似ていて、どうすれば人を引き込めるかを計算している。これは正面性が高いので、裏を考えた。これまでペインターだったが初めて工房で作ったリアル。3Dから。ぐるぐる回して360°見れる。テクニカルな話。

子供も楽しめる。ブーケにも顔があって。

公開の予定は春だった。僕の工房は年間200作品。今年は40作品しか作れなかった。作品も売れず運営が大変で、ストラクチャーを変えた。

馬鹿馬鹿しいYouTubeを見ていた。ラファエルさんとかヒカルさん。ビジネスを全部変えて小さい作品を売り始めた。ソーシャルメディアで世界に発信。作品の大きさと言うより、携帯の中に飛び込める作品。タイミングも良かった。

金という色に込めたものは。ブラックバスが反応するみたいに金に反応する。受けがいいから歴史的に使われてきた。日本画専攻だったが、金箔を貼ってきた。自然に使った。

着ぐるみは、ゴルフやテニスみたいに試合があるものと同じ土俵に立てないので、どうやってそこに立つか。アイデアの源泉はオレたちひょうきん族。

鬼滅の刃を見に行って最初から最後まで泣いていた。夢から覚めたら死にたくなる。無限列車。ずっといい夢に落ちたくなった。3月には潰れそうで。

ペラペラ喋っているが、みんな記事は読まず写真を見る。彫刻の大きなものを作る苦心惨憺。かつての大仏とかの苦労を感じる。強い思いがないとこういうものはできない。

グランドハイアットのアフタヌーンティーでお花のサービスをしているが評判がいいとの事。可愛いお花をさしてぐさっと刺してニヒヒと笑ってもらってもいい。子供たちの反応を想起しながら。頭の中はややこしいアートクリプトと子供を想定している。

アジアのアートとは。
何でもかんでもアートになる。全世界に資本主義のメカニズムが浸透する中、ウォホールのアートがどんどん実現してきた。中国が其の最先端。日本のバブル期にはアートはもっと高く売れていた。批判しようが、資本主義の世界では正義。世界のアートの目利きは、今価値がないものを買い漁って先のことを見ているが、僕も見ている。

オークションで売れる理由。
16億。ウクライナのピンチョクさん。ロシアから独立した建国のバブルでお金を得て、文化国家を目指して、重要なアートを買って国民と分かち合いたい。何故、彼がそこまでして買ったか聞くと、僕が、タイムスで百人に選ばれて。非西洋人が選ばれたので興味を持った、と言う。資本主義は美人コンテスト。需要があればいくらでも高くなる。16億に価値はないが、そこに到達したことが基準になる。あれは、いいタイミング。ヴィトンとのコラボの直後だった。

スターズ展。新しいコミュニケーションを模索。
ネットに軸足が動いた。体験して体験にお金を払ってきたが、現状はネットの中で一枚の絵を見て10を知る。再構築できる情報がネット中に。我々は八割ネットに移っている。2日に一回は作品を投じて好調に売れている。

巨大作品。
ガンダムのような作品が作れれば作家冥利。戦争を子供騙しでないぞと言う。富野監督。
笑ってるばかりではないぞ。畏怖を感じる人も。そう言うことが重層的に無いと。死後、意味が出てくる。メディアがワイワイやっても、一年で消える。僕なりの魂の叫びでもある。50年後には教科書に載る。

海外のファンへ。
西洋とアジア。アジアの方が罹患率が低い。日本は運良く安全で清潔。オリンピックが開催されて海外の人に楽しんでもらいたかったが、来年以降コロナが収まったら、皆さん、満を持してきてほしい。

私は58歳なので、鬼滅の刃で新たに知ることはないが、今年の大きなターニングポイントであることは間違いない。かつては、2011年がターニングポイント。芸術と宗教をテーマにした。
そして今年。これからは生きるよりも死を考えるように。黒澤明の赤ひげ。死ぬ事が一番幸せも普通じゃ無いか。死の時に何を見せられるのか。死は悪であると言わず、死に行く人に人生を完結する後押しをしたい。テーマは大きく変わった。この作品は四年前だが、今考えているものは3年後に出てくる。

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