[LAST] まなみのりさ のこと

4月1日 中野サンプラザで行われた
「manaminorisa one-man live[LAST]に参戦しました。

初めてまなみのりさを見たのは5年前の2018年の4月。「ももクロ春の一大事東近江大会」の外周ステージでした。
その頃、私はももクロ一途で、他のアイドルにはあまり興味が無く、ももクロの外周ステージに出ているグループも、足を止めて見るのはももクロの妹分と言われるスタダ所属のグループだけでした。
まなみのりさも見てはいましたが、全く印象に残っていませんでした。

初めてしっかりと見たのは2021年の6月の「GIG TAKAHASHI2」でした。
コロナの影響で、ももクロのLIVEが軒並み中止になり、「スタプラフェス」をきっかけに、B.O.L.Tを中心にスタプラアイドルのLIVEに足を運び出した時期で、このイベントにはスタプラから4グループが出演していたので、必然的に参戦しました。
この頃は他のアイドルもしっかりと見る様になっていて、LIVEで心に引っかかったグループが4組あって、二丁目の魁カミングアウト、Task have Fun、大阪☆春夏秋冬。そしてまなみのりさでした。

この時のまなみのりさのステージには衝撃を受けました。
この日参加していたアイドルとは一線を画す大人のパフォーマンスで、歌もダンスも素晴らしく、一曲一曲の演出も凄かった。特に「かかとを鳴らして」の時は瞬きも出来ないくらい見入ってしまったのを覚えています。なのにMCになるとほっこりとしてしまうギャップにもひかれました。
できたらワンマンに行きたいと思い、8月にその機会が訪れるかと思いましたが、同日にスタプラフェスともいえる「柚姫の部屋フェス」が重なり、かなわないまま日々が過ぎて行きました。

そんな中、2023年4月での解散が発表されました。

直後の福島での「ももクロ春の一大事」で久しぶりにステージを見て、やっぱり良いなと思い、残りの1年の間に絶対にワンマンに行きたいと強く思いましたけれど、2022年、ももクロと共にB.O.L.T、ばってん少女隊を推している私は、数多いB.O.L.TのLIVEを追うのが精一杯で日程が中々合わず、まなみのりさにはたどりつきませんでした。
やっと11月の「GIG TAKAHASHI2」で、半年ぶりにLIVEを見て、解散を眼の前にしての想いが大きくなり、初めて特典会にも参加しました。パフォーマンスの時とは違うほんわかした3人と初めて話して嬉しかったですし、B.O.L.T仕様の服装の私にまなみのりさの特典会の仕組みについて優しく教えてくれたファンの方々にも凄く好感を持ちました。
常々、私は新参者に優しいファンがいるアイドルの現場は絶対に楽しいと勝手な思いを抱いているので、こんなファンの方々がいる現場にまた行きたいとより強い思いを持ちました。

今年に入り「LAST TOUR」を含め、3ヶ月で5回のまなみのりさのLIVEに参戦し、特典会に参加するにつれ「やめてほしくない」けれど「彼女たちの今後」を考えると「引き際は大切」じゃないか・・・と半年しかまともに見ていないのに複雑な思いを抱きながら、4月1日を迎えました。

LAST LIVE・・・素晴らしかったです。
1曲目の「片道切符」から涙がながれました。
私は、いつもライブハウスの規模でのまなみのりさを見ていましたので、古くからのファンの方々に敬意を表する意味も込めると共に、ステージ全てを見たい思いもあり、あえて後ろ目の席から見ていました。今まで距離とは違う遠目から見るまなみのりさのパフォーマンスは新鮮でもあり、3人の動きがとても美しく感動しました。
「・・・栞を挟んでも 続きはもうないんだけど・・・」
そして、LIVEで見る度に泣いてしまっていた最後の曲「栞」
久しぶりに肩を震わせて泣きました。
残酷な現実と感謝。まなみのりさの歩みと想いが詰まっていて、全てのアイドルに共通する切なさがこもった素晴らしい曲で、涙をこらえながら歌い舞う3人は本当に綺麗でした。

最後のあいさつで、
まなみさんは云いました。
「曲は残るけれど、ダンスはDVDで・・・」
・・・もう生のLIVEは見られないんだよ
りささんは云いました
「会場半分しか埋まらないかと思った・・・」
・・・もっと凄い景色をみせてあげたかった
みのりさんは云いました
「山あり谷あり、谷ばかりだったかも知れない・・・」
・・・苦労に報いてあげたかった

たった1年のファンなのにおこがましい思いも頭の中を巡りましたが、
みのりさんが集合場所にいったらひとりで・・・二人は東中野で間違えて降りて・・・
とのほっこりエピソードを聞いたときに、変かも知れないけれど、私は、3人は幸せに今日を迎えられたんだなと感じ「これでよかったんだな」と思いました。

多くのアイドル達に慕われていたと思われるまなみのりさ
Ukkaの川瀬あやめさんが
「こんな大人な女性になりたい」
とツイートしていましたが、本当にそう思っているアイドルは多いと思うし、4月1日のまなみのりさは一つのアイドルの理想的な到達点だと思います。

15年のアイドル生活は苦難が多かったかも知れませんが、区切りとして実に綺麗な形で解散LIVEが行われて、やりきった感が強いと思いますし、なによりも終演後30分も、もう出てこないのをわかっていながら「まみり」コールを行う素晴らしいファンの方々、そして、終演のアナウンスをあえて直ぐせずに許容する素晴らしいスタッフに恵まれて幸せだったんだろうな思います。

私は短い間とは云え推しのアイドルの解散に初めて直面したのですが、こんなに素直に「ありがとう」という感謝の気持ちに溢れるものなのか不思議な感情になりました。
今後、3人がどのような活動をするにしても、形はどうあれ応援して行きたいです。


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