孫さんとジャックマーの出会い:11手目
孫さんとジャックマーの出会いは衝撃だった。
孫さんがジャックマーと出会ったのは約20年前。10-20人程度の中国の起業家と会う為に、孫さんが中国に訪問した。
代わる代わる起業家が孫さんから資金調達を受ける為にピッチを行なった。起業家等の説明は論理的で筋が通っており、またピッチのセオリーに沿っており、優秀なピッチである。
でも孫さんは彼らに投資をせず、ジャックマーに投資をした。
ジャックマーは、自分の事業の話やビジネスモデルや事業計画の説明は一切なかった。代わりに話したのは、インターネットがどのように世界を変えるのか、そしてそれがどれだけ人々の暮らしを便利にするのか。
彼が信じている未来の話と、ビジョンと、哲学の話をした。
孫さんはそこに共感し、同じ匂いを感じ、投資をした。
たしかに無難に終わらせるのであれば、確実に合格点を取りたいのであれば、セオリーにのっとった行動をするべきだと思う。
ただ、自分が信じてるものがあり、強烈なファンを増やしたいのであれば、論理的やセオリーは関係なく、自分の溢れんばかりの情熱や信じてる未来やビジョンを話すべきなのかもしれない。
それは確実に成果にはつながらないかもしれないが、共鳴したときは爆発的な相乗効果が起きる。
そんな事を孫さんとジャックマーの2人の出会いから感じました。
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