もののけ姫

8/13(金)に金曜ロードショーでもののけ姫が放映されていたので、つい観てしまった。

もののけ姫で好きなのはアシタカの葛藤。
タタラバで生きると決め、でもタタラバ(人間)が嫌いなサンと共に生きるとも決める。山と共にと生きることを決め、でも生きるためには鉄を作る必要がある。

そんな難しい状況の中で、どれにも迎合せず、自分の信念を第一に置き、それに忠実に生きる強さを、見るたびにいつも教えてもらう。

宮崎駿があるインタビューで話していたが、アシタカは観客が感情移入ができないように描いている。
そのため、観客は第二者的に友人として想定してみてしまう(友人移入?)。
でも、だからこそ、客観的に自分と比較してスッとアシタカと比較し、より感じ浸ってしまう。

また、宮崎駿は「もののけ姫」ではなくて、「アシタカせっ記」と映画のタイトルを決めていた。それを黙って「もののけ姫」にして怒られる鈴木プロデューサーも好き。
https://www.tfm.co.jp/yomikikase/?itemid=74012

宮崎駿の中ではあれは、どこまでいってもアシタカを軸に描きたかったのかなぁ・・・と妄想させてくれる、そんなもののけ姫が好き。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?