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アーサー王と北極星の変遷について

アーサー王と北極星の変遷について

私はアーサー王伝説の本を読んだことはありません。でも、なぜかこのお話の設定が気になって数年前からときどき調べてみたり、文章にまとめてみたりしています。
でも、アーサー王伝説はナルト叙事詩や古典的キリスト教の要素が絡んでいて、一筋縄ではいかない感じがしています。
いろいろ引っかかるキーワードが多いので、ひとつづつまとめていくしかないかな?と思っています。

今日は特にアーサー王の名前と父王ユーサー・ペンドラゴンについてストレッチをしながら思ったことを書き残そうと思います。


アーサー王って誰ですか?

アーサー王 は伝説的なブリテン王(イギリスのイングランド、ウェールズおよびスコットランドの総称)です。
*古代ブリテン島にはケルト系民族がすんでいたといわれています。

アーサー王は「マター・オブ・ブリテン」として知られる中世の文学伝統の中心人物です。ウェールズの資料ではアーサーは5 世紀後半から 6 世紀初頭にかけて、英国のアングロサクソン侵略者との戦いにおけるポストローマ時代の英国人の指導者として描かれています。

アーサー王伝説って何ですか?

アーサー王の伝説は、主にジェフリー・オブ・モンマスらが創造した作品だと言われています。空想的で想像力豊かな物語は12 世紀の『ブリタニア王史』の人気によって、国際的な関心を集める人物として発展しました。

ジェフリーはアーサーをサクソン人を破り広大な帝国を築いたブリテンの王として描いています 。
アーサー王の父ユーサー・ペンドラゴン、魔術師マーリン、アーサー王の妻グィネヴィア、剣エクスカリバー、ティンタジェルでのアーサー王の受胎など、今やアーサー王物語の不可欠な部分となっている多くの要素や出来事が登場します。
カムランでのモルドレッドとの最後の戦い、そしてアヴァロンでの最後の休息などが有名です。
12 世紀のフランスの作家クレティアン・ド・トロワは物語にランスロットと聖杯を加え、中世文学の重要な要素となったアーサー王のロマンスのジャンルを始めました。
これらのフランスの物語では、物語の焦点がアーサー王自身からさまざまな円卓の騎士などの他の登場人物に移ることがよくあります。
アーサー王伝説のテーマ、出来事、登場人物はテキストごとに大きく異なり、唯一の正典というものはありません。


アーサー王はこぐま座のことじゃないかな?

前から気になっていたのですが、こぐま座とおおぐま座はそれぞれ英語で、Ursa Minor、Ursa Majorと表記されます。
発音的にはアーサーマイナー、アーサーメジャーになります。
https://ja.ichacha.net/fayin/ursa minor.html

これってそのまんまアーサー王のことじゃない?って思っていました。
アーサー王のお父さんはユーサー・ペンドラゴンです、おそらくこの名前はりゅう座「Draco」だと思います。

アーサー王はこぐま座「Ursa Minor」から引用していて、ジェフリー・オブ・モンマスは北の頂点に位置する北極星の変遷を参考にして自分の国の王の伝説を創作したのかな?と思います。
北の頂点の星を物語に取り入れることでブリテン王の権威性を高めようとその威光を引用したのかと思いました。


過去の北極星の変遷について

紀元前12,000年頃の北極星はこと座α星ベガです。
紀元前10,000年頃からはヘラクレス座ι星、紀元前7,700年頃からヘラクレス座τ星とヘラクレス座が北極星でした。
紀元前5,300年頃からはりゅう座ι星エダシク、紀元前3,000年頃からりゅう座α星トゥバンが北極星です。
アーサー王のお父さんユーサー・ペンドラゴンは赤い龍コーンウォールの象徴ですが、これは紀元前5300年ごろから1100年ごろまで北極星だったりゅう座をモデルにしたのだと思います。

紀元前1,100年頃からこぐま座β星コカブが、西暦500年頃からこぐま座α星ポラリスが北極星になっています。
アーサー王のモデルは西暦500年ごろから北極星の座に就いたこぐま座なのだと思います。

むかし漫画を描いていた時、ストーリー作りに神話を用いると面白くなる。みたいな話を聞いたことがあります。
漫画や物語には様々な神話の要素が取り込まれていることが多いと思いますが、神話や伝承、叙事詩などの物語が生まれたルーツはこういった星の歴史があるのだと思いました。
もうちょっとまとめたいけれど、疲れたので続きはまた後日。


****参考資料****