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ラジオって何で聴くの?

今は、コロナ禍でなかなか取材に出ることは出来ませんが、以前、秋田駅前で高校生にインタビューをしている時にこんなやり取りがありました。

JK「これって何のインタビューですか?」

タマリバ「ABSのタマリバっていうラジオ番組です」

JK「へ~、そうなんだ。ちなみにラジオって何で聴いたらいいんですか?」

タマリバ「えっ・・・ ラジオ。」

正直、ラジオ番組を作っている身としては、ラジオというものが当たり前すぎて、そもそもラジオを知らない世代がいるというところまで頭が回っていませんでした。完全なる灯台下暗し。

「これじゃぁ、聴いてもらえねぇなぁ」

せっかく若い世代に向けた番組を作っても、届けられないんじゃ意味がない!ということで、我々がまず考えたのが・・・

「そうだ! radikoで聴いて貰おう!」

「radiko」ってサービスとは?

「radiko」は2010年に始まったIPサイマルラジオサービスで、スマホやPCからもラジオ番組を聴くことが出来るんです。ABSラジオでも、2017年の6月からサービスがスタートしていました。

今は高校生のスマホ所持率もかなり高いし、スマホでも聴くことのできるradikoなら、きっと聴いて貰えるはず!そう思ったのですが、世の中そんなに甘くない!その先にも落とし穴が待っていたんです。

「聴こうと思ってリンク先に飛んだら、登録させられるのめんどくさい」

サービスを提供する側って、サービスを受けてもらう所から考え始めちゃうんで、その前にある「ちょっとした煩わしさ」を無視しちゃうんですよね。自分だって、コレ面白そうって思ってリンク飛んだ先に登録が待ってると途端にやる気なくなりますもんね。分かる!

という訳で、再び、迷宮に迷い込んだタマリバスタッフ陣。

「若い世代にラジオ番組を聴いて貰うのって難しいなぁ。放送後のツイッターライブだったら、気軽に聴いて貰えるのになぁ。」

「あれ? 本編もツイッターライブで流しちゃえばよくね?」

「ツイッターで聴くラジオ」

そんな訳で、うちの番組「タマリバ」は毎週金曜22時からの本放送を「ラジオ」「radiko」と同時に、「ツイッターライブ(Periscope)」でも配信しているんです。ツイッターのTL上に配信動画があがってくるので、ラジオを用意することなく、登録作業もなしに、気軽に聴く(見る)ことが出来まっす!ツイッターで聴けるラジオ番組なんです。

ただ、気軽に聴くことの出来るツイッターライブですが、万能ではありません。権利関係の問題で、音楽を流すことが出来ないんです。また、システム上の問題で、電話出演した人の声も明瞭にはお届けできていません。つまり、残念ながら、番組のすべては聴けないんですよね。

そういった意味では、ツイッターライブで「タマリバ」を知ってくれて、「割と面白いじゃないか!」と更に興味を持ってくれた人たちには、多少面倒くさいかもしれませんが、radikoで聴いてもらうことをおススメしています。登録するのも最初だけですしね。

ラジオでも、radikoでも、ツイッターライブでも どれでもいい!

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