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ルヴァンカップ FINAL vs 北海道コンサドーレ札幌 2019.10.26

もう一週間が過ぎてしまったけれど、応援するクラブのエポックメイキング的な一戦だったので、私なりの感想を書き残しておこうと思う。初note。

先に話しておくと、私の応援する川崎フロンターレは、二年前もルヴァンカップでファイナリストになっている。
その日、私は、クラブ初のタイトルのかかった試合を観るべく参戦していた。下馬評から言ってもフロンターレ優位の空気があり、どこか浮ついていた自分がいた。
が、開始早々、元フロンターレ所属の杉本健勇選手に決められ茫然となり、その後のことをよく覚えていない。終わり間際にソウザ選手に試合を決定づける得点を決められ、トロトロと浦和美園からの長い道のりを帰宅した。
しかしこの試合は私を、時どき試合を観に行く程度のユルユルサポからガチサポにシフトする転換点となった。
2017年12月、フロンターレは逆転で鹿島アントラーズをかわして、Jリーグの舞台で初優勝を掴んだ。その日私は見知らぬ人たちとハイタッチを交わし満ち足りた気持ちで等々力からの帰路に着いた。
2018シーズン、私はシーズンチケットを手に入れ、応援に勤しむようになり、フロンターレはJリーグ連覇を果たした。

そして今年、また巡ってきたルヴァンカップファイナル。
どこか冷めている自分がいた。もちろん優勝して欲しいし応援はするけれど、ダメだった時自分が傷つかないよう、過度に期待をしないよう自制していたのだ。

試合前の煽りPVは、フロンターレの過去にスポットを当てた自虐ネタに満ちあふれ、笑っているうちに少し気持ちがほぐれた。

https://twitter.com/ha7ru5yu77/status/1188133671955337216?s=20

試合の詳細は書かないけれど、川崎のバンディエラ、中村憲剛選手をして「サッカーで起きることは大概起きた」と言わしめるシーソーゲームだった。
スポーツニュースで既報の通り、フロンターレはPK戦を制し、初のカップ戦タイトルを手に入れた。
正直試合が終わるまで生きた心地がしなかった。私は時計も兼ねてFitbitをつけているのだけれど、試合中ずっと心拍が有酸素運動ゾーンにいた。どおりで息苦しさを感じるわけだ。
しかし、試合に勝ったのは本当で、MVPを取った新井選手も、ファイナルに至るまで得点やそれ以外の形で貢献してきた選手たちを心から誇りに思い、この瞬間にいられて本当に良かった、と心から思った。
ネットを見ていれば、選手名をあげて「あいつ要らない」と書き散らす輩がいるが、そんなことはない。ファイナルの場にベンチ入りできてもできなくても、そこに至るまで有形無形それぞれみんな貢献してきているのだから、チームを誇りに思いたい。

そして、今回の試合は露骨な時間稼ぎや姑息なプレー、ラフプレーがあまり見られず、そう言った試合内容に水を差す場面が少なかったのが良かった。対戦相手である北海道コンサドーレ札幌の皆さんにも、お互いを讃え合う意味で拍手。

試合から一週間経っているが、いろいろ気になる事象はあったので、録画したもの、再放送、インサイドJリーグ、ジャッジリプレイと漁るように観た。しかし、結局勝者を応援していた私にしてみれば、「いろいろあって大変だったけど、終わりよければ全て良し」である。

そういえば、きょう、たまたま見かけたツイートに、特定の推しがなくチームを応援するサポのことを「箱推し」というらしいことを知った。
私は、タオマフは阿部選手、ユニフォームは知念選手、スマホケースは田中碧選手と節操がない。その時にいいな、とか、より応援したいという気持ちになった選手のグッズを買っている。
しばらくは「箱推し」状態が続くのだろうな、と思う。

次は浦和戦に参戦予定。そのあとは、月末のマリノス戦。ここで今年の観戦は終了見込み。
シーズンが終わったら何を楽しみにすれば良いのか、今から悩んでいる。
そして、選手の移籍動向にやきもきする日々が来るのかと思うと、少しツライ。

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最後に
極めて個人的なことなので、書くのもどうかと思ったけれど、なんで一週間すぎた今頃書いているのか、フロンターレの歴史的一日に起きた個人的な出来事について少し触れておく。

ファイナルのあと、私は地元の友人たちと子どもの卒業関連の打ち合わせ兼飲み会があり地元飲んでいたのだけれど、宴も終わりに差し掛かった頃、義父危篤の報があり、急ぎ帰宅した。
結局そのまま義父は帰らぬ人となり、一週間、夫は実家と自宅を行き来し、私は日常を回すことと進路決定直前の試験を控えた息子の勉強と心のケアに追われていたが、昨日法要を終えてひと段落つくことができた。
まだ整理しなければならないことはあるけれど、明日からユルユル日常に戻ろうと思う。

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