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キャリアコンサルタントが、社会福祉士を目指す理由

 現在、就職困難者を対象とした就業支援の仕事を行っている。キャリアコンサルタントとして着任したばかりの頃は、文字通り「就業支援」が仕事だと考えていた。実際に相談を受けてみると、そうした方々の抱える悩みは多岐にわたり、複合的な要素がからみあっていると感じている。

 例えば、貧困。コロナ禍でさらに増えているとの報道もある。仮に、生活に困窮し手元にお金がないという方に、1ヶ月後に給与支給される仕事を紹介するのは現実的ではない。そうした場合、まずは活用できる支援制度をお伝えするのが先決で、必要な際には関係機関と連携することになる。福祉寄りの相談を受けることも多い。その時々で必要な知識を学んではいるが、もっと体系的に専門知識を学びたいと強く感じるようになってきた。就業以外の様々な相談にも対応したい。適切な情報提供を行い、有用な提案をしたり、関係機関と連携しながら、相談者に役立つ支援がしたい。

 こうした思いを職場の先輩職員に相談したところ、社会福祉士の資格取得を勧められた。その方も数年前に取得され、業務に役立てていると話してくださったことから、私も社会福祉士を目指すことにした。

 4月から始まる養成講座が待ち遠しい。19科目を学習するのは想像以上に大変らしいが、支援者としてより良い関わりができるよう、しっかり学んでいきたい。


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