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旅する土鍋2018

07/07/2018 Milano
写真:K’s Kitchen日本の家庭料理教室にて

海の色がちがえば海の味もちがう。
風の色がちがえば風の音もちがう。

そんな場所でつくるいつもの日本食が美味しく感じたり、ときに足りぬなにかを感じたり。はたまた充足がすべてなのだろうかとも考える。そして、もっともっともっとシンプルに生きたいと思う。互いの文化や価値観のなかで「食べる」ということが「生きる」に直結していることがシンプルな生活のなかで明瞭になる。

写真:
K’s Kitchen料理教室のあとはコッチョリーノ土鍋の受注会として七夕フェスタを催していただいた。在住の料理家 入交啓子さんに感謝。

いまこの記事をマルケ州のとある古い歴史が残る村で書いているが、階下のバールでは数人の地元民が大声でたえまなく食べ物の話をしている。昨日食べたもの今日食べようと思うもの、そのレシピなどなど。イタリア料理のあいまにわが身にしみこんだ和食という文化を想う。

コッチョリーノの土鍋というちいさな広場に人々があつまるとき、おなじとちがいを互いに愛する気持ちがうまれ自然に生きとし生けるもの同士、ともに食の共通を知る。

おっと、誰かが大声で「きのうTamamiという日本人がいたけどどこにいる?」「そいつはなんじゃ?」「Amami(愛してよ)なのよ、とにかく」とかマイクなしでガンガン響いてるから窓からのぞいてみようこっそりと。それじゃ、つづきはまたチャオ!

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