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日日たね #1

ぼくらは、まだ目も口も鼻もないのっぺらぼうだけれど、波の音も風のしめりけも砂の熱さも沁みてる。でもぼくらはそれをうまく表現できない。誰よりも知っていることがあるんだ。

発達性ディスレクシアの子どもたちとぼくら「たねさん」はアートプロジェクトを行っています。言語聴覚士の先生をはじめ、大勢のスタッフとタッグを組んで臨みます。

いつも事前に、先生がスタッフとの食事会を開いてくださり、ゲラゲラ笑いながら交流します。雑談の中でひとりひとりの子どもの「得意」や「苦手」を気負いなく話してくださるので、ぼくらもそれをふむふむと聞きます。でもぼくらはそれをうまく表現できない。

文字というものは波にくらべた泡つぶのようなものさと海がいいます。泡のつぶだって割れるから風が吹くから消えるんだ。

※アトリエからとびだすのは器だけではありません。⇒「日日たね」

「発達性ディスレクシアって いったいどんなこと?」(NPO法人発達サポートネット バオバブの樹より)

昨年2015年7月NHK海外ドラマ「ハンク-ちょっと特別なボクの日常-」
ディスレクシアの男の子ハンクが主人公の学園ドラマ。(動画は英国オリジナル/NHKでは日本語吹き替えで子どもにも見やすい1~6話ドラマした)



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