中東欧 プリミティブ “時間が呼んでいた”
仕事への焦燥感いだきながら旅に出た。
オーダー作品の納品半ばにして出発するリスキーな日々。ストレスという敵をつくっては「あたらしいものをつくる」仕事は本末転倒だ。
この数年で作品にガバッと新しい魂を注入したくなっていた。今回はリトアニアとポーランドのプリミティブな伝統工芸をこの目でみてそれが生まれた風土をこの足で感じたかったのだ。
町が近代化してゆく様子。刻々と国は変わる。わたし自身のゆらがない軸と変化をたのしむ作品魂。
つくる仕事を長くつづけてきた。さらに長くつづけるか否か自問がふりそそぐ節目にきている。
あふれる刺激と安堵の風は自答に導く。
まだまだ坂道だなあ、みたいものがこの先にあるよと、厚い靴底に励まされた。
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