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§4 凪な心はざわめく風のなかで #旅する土鍋 vol.3

14日間のリグーリア、トスカーナ、エミリアロマーニャの旅がおわり、ミラノに戻ってきた。これはほぼ毎年お世話になるコースであり、列車も大変便利になり東京~大阪のようなキモチでいるが、素晴らしさに加え、どうにもこうにも説明のつかない各地の差異を感じる。日本のそれ以上の差異。歴史、風土、気候、文化、経済、人間…。異なる風を感じる。

世界中、風がないところなんてない。

写真: ロバの親子を飼っている友人宅にて
@BOLOGNA **
LOIANO**村

旅のお供である大土鍋は言う「各地でざわめく風をたのしめ」と。同じ国際都市であるもののミラノ、東京、この格差もまた大きい。

電波やネット環境が良好になったミラノにて、日本は台風が襲来している記事を目にして、心の凪を想う。

写真: 旅する大土鍋
10kgのトマトソースづくり
@FIRENZE VINCIG村

明日で20日目。だいぶ胃腸が重くなり血潮がざわめく。こんなとき好き嫌いなくおいしい!しあわせ!と悦べる舌と、順調に、いやむしろ活発に蠕動運動をくりかえす胃腸に育ててくれた親にいつも感謝する。さて、ここらあたりで、カラダの周期が一巡する前にカラダや心を凪にする。

写真: めんどりさんとミウ
(下はめんどりさんのたまご)

もちろんわたしはお肉もお魚も大好き。感謝いっぱいでいただく。揚げ物もグリルも大好き。グルテンだってブドウ糖だって摂取する。しかし一昨日、昨日はお世話になっているミラノのお宅で(私の心や胃腸をよめるご家族に感謝)、カラダを凪にする2日を過ごさせていただいた。

写真: フムスとベジタブルスティック
@MILANO 友人宅

こうすることで現地のリズムにすっかり浸かれるカラダづくりができる。これがわたしオリジナルの異国の地での、ちょっとコツ。

大土鍋を使ったレポートは後日。ここnoteでは、心と舌の記憶が行き去らぬよう小さなレポートを!

さてミラノでの展覧会に向けて凪の心は大きくリズムをうねらせはじめた。

COCCIORINO 地球のかけら

ヘッダー写真: 旅する大土鍋
@FIRENZE VAGLIA村

※後ほど有料記事になりますこと
お許しください。

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