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人生チョコレートがけ

もう絶対ムリ!とおもうことを毎回乗り越えなくてはならない。納品すべく制作数の半分と少しが焼き上がるが、次元はどこまで上がるのか未完の作家人生を少し恐ろしくも思う。きっと誰しも、もがいているのでしょう。そして羽ばたくのでしょう。

子どものころ海にプカプカ浮かんでいるとあっちから「むりっ!」っていう大波が、寒天でかためた大きな海のゼリーに見えた。きっと固められちゃうんだと怖かった。

おとなのいま、はらへら先が見えない時間が泥のチョコレート大洪水に見える。固められちゃうんだと怖い。

でもね、自分がさめなければ、それらを溶かすことができるんだとわかったころ。

人生半分以上の年月が過ぎた。「地球ミッションは次元があがりきったところまで」これも先に地球任務を終えた父から教えてもらえたこと。そのとき海の寒天や土のチョコレートがけは、口の中ですっかりとけて甘くなるでしょう。

「地球のかけら」を意する工房Cocciorinoは
魅惑の素材をのせる器として
2017年も地球を応援して
いきたいと願っています  
tamamiazuma.com


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