有馬記念(その2:3才馬)

さて毎年書いています、有馬記念には外すことのない十か条があります、

どんなときもこれを基に予想を立てて下さい、

①菊花賞から直行してきた3才馬はまず外す事はない

②一番人気馬は信用できる
(ファン投票1位なら鬼に金棒)

③宝塚記念連対馬が抜群の強さを発揮する

④春シーズン中山GⅡ好走馬が秋不振で穴を開ける

⑤春シーズンGⅠ好走馬が秋2走不振で穴を開ける

⑥内枠先行馬が絶対有利

⑦ディープは来ない、
ハーツ、キンカメ、ステイゴールドを狙え、
(これは過去の話しです、最近はディープでも問題ありません)

⑧GⅠ実績が全くなくとも勢いがあれば来る

⑨牝馬は危険、スーパーホース(ドンナ、ブエナ、スカーレット級)でないと無理、
(これも近年薄れつつある)

⑩社台の馬に外国人騎手が乗れば勝負馬

本命、穴馬、いずれもこの中から現れます、

この中でも1番重要なのは第1条の『菊花賞から直行してきた3才馬はまず外すことは無い』、です、

2001年以降の菊花賞から来た3才馬の成績をまとめますと、

菊花賞勝ち馬【4-1-2-3(内競争中止1)】
菊花賞2着馬【0-1-0-1】
菊花賞3着馬【0-0-0-4】
菊花賞4着馬【1-0-1-0】
菊花賞5着下【0-1-0-2】

先ず菊花賞から来るならほとんどは菊花賞勝ち馬になります、

そして菊花賞勝ち馬はほとんど有馬記念でも馬券になります、

菊花賞勝ち馬で馬券にならなかった3頭はヒシミラクルとスリーロールス、そして昨年のタイトルホルダーになります、

スリーロールスは競争中止ですからいたしかたありませんが、ヒシミラクルは菊花賞時の人気が⑩人気、スリーロールスも⑧人気で、菊花賞勝ちが人気薄での勝利であったことが共通しています、

その他の馬券になった7頭は全て⑥人気以上でした、

人気の伴わなかった菊花賞勝ち馬は疑った方がいいと言えます、

菊花賞2着以下の馬は有馬での成績は急落します、

特に菊花賞3着馬の成績は悪く、またその4頭の内3頭は①人気でした、

菊花賞でそこそこ走ったけど①人気を裏切った馬は菊花賞では要らないとしましょう、

しかしながら①人気を裏切っても菊花賞4着→有馬1着のブラストワンピース、

②人気を裏切って菊花賞4着→有馬3着のゼンノロブロイがいます、

この2頭に共通するのは、菊花賞で人気を裏切っても有馬でやはり③人気に推されていた点です、

菊花賞2着以下の馬は、菊花賞での人気と、有馬でも引き続き人気があったかで評価するといいと思います、

目安でいくと有馬記念で④人気以内なら有馬記念でも馬券になります、

目安と言ったのはとんでもない例外馬がいるからです、

昨年の④人気馬タイトルホルダーです、

実は昨年のタイトルホルダーは、人気を加味した菊花賞1着馬なら必ず有馬で馬券になるデータを初めて裏切った馬になるのです、

これはショックでした、

私はほぼ100%昨年の有馬記念はエフフォーリア、クロノジェネシス、タイトルホルダーで決まると思っていました、

これに関してはこの後のタイトルホルダーの予想記事でも詳しく考察しましょう、

さて菊花賞5着以下で有馬で馬券になったのは、菊花賞②人気14着から奇跡の巻き返しのトゥザワールド只1頭です、

トゥザワールドは有馬と同じ中山の皐月賞2着馬で、くじ引き2番目で当てた3枠⑥番の好枠からの好走でした、

このぐらいの好条件が重ならないと馬券にはならないと思います、

さてでは、今年の3才馬がどうなるかと言うとこれが非常に微妙になります、

先ずイクイノックスは秋天からの挑戦になります

また菊花賞からは勝ち馬のアスクビクターモアはおらず、2着馬と3着馬の出走になります、

これをどうとらえるかです、
(-_-)

3才馬が秋天から来ること自体稀なのですが、実は秋天から有馬記念のローテーション自体は非常に良いのです、

昔は古馬は秋天→JC→有馬記念が王道ローテでしたが、これでは疲労が大きく有馬で凡走する馬が多くいました、

そこでJCを中抜きする馬が多く出てきて、それらが秋天、有馬で両方好走するようになりました、

去年のエフフォーリアもそうですよね、

菊花賞→有馬記念もゆったりした間隔でいいのですが、3000mの菊花賞では疲労が残る場合があります、

また3才馬にとっては、秋天での古馬とレースをすることによる経験値の上昇が非常に大きな強みになります、

ですのでイクイノックスのほうが菊花賞から来た馬より有利なローテーションだと考えます、

では菊花賞から来る2頭は強いのか、を考えます、

今年の菊花賞は2着3着馬がほとんど勝ち馬とタイム差が無かったので、勝ち馬と同等の能力があったと考えても構わないと思います、

そして今年の菊花賞と昨年のタイトルホルダーの勝った菊花賞を比較すると、タイムは今年の方が2.2秒も速かったのです、

1000m3分割のラップを見ると、

2021年:1.00.0-1.05.4-0.59.2合計3.04.6
2022年:0.58.7-1.02.7-1.01.0合計3.02.4

このように今年は入りが速く、中盤も緩まず、上がりも落ちない、大変厳しいレースでした、

昨年のタイトルホルダーは強い勝ち方でしたが、実は中盤が緩みに緩んだ、あまりレベルの高くないレースだったのです、

実は今年の春シーズンで私がタイトルホルダーをあまり高く評価はしなかったのは、この菊花賞のラップに疑問を持っていたからです、

単純に考えれば今年の2着、3着馬の方がタイトルホルダーより強いことになります、

ですのでボルドグフーシュ、ジャスティンパレスとも買っていい馬になります、

ただ3才馬はイクイノックスもいますので来てもどちらか1頭でしょう、

過去、有馬記念に複数の3才が菊花賞から出走した場合、菊花賞の着順が有馬で逆転したことはありませんでした、

また大外から上がってきたボルドグフーシュの差し脚は凄かったです、

やはりここはボルドグフーシュを上に見るべきだと思います、

よって3才馬からはイクイノックスとボルドグフーシュを買うことをお勧めします、


古馬G1馬の取捨についてはこの後の記事で、

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