天皇賞春(その3:テーオーロイヤルの不安点)
春天は長距離レースですが、それ以上に格が重要になります、
過去10年、3着内馬のG1実績を記します、
2014年
①フェノーメノ、春天①、秋天②ダービー②
②ウインバリアシオン、菊花賞②、ダービー②、有馬記②
③ホッコーブレーヴ、無し
2015年
①ゴールドシップ、菊花賞①、有馬記①、皐月賞①
②フェイムゲーム、無し
③カレンミロティック、宝塚記②
2016年
①キタサンブラック、菊花賞①、有馬記③
②カレンミロティック、宝塚記②、春天③
③シュヴァルグラン、G1初出走
2017年
①キタサンブラック、春天①、JC①、菊花賞①
②シュヴァルグラン、春天③、JC③
③サトノダイヤモンド、菊花賞①、ダービー②、有馬記①
2018年
①レインボーライン、菊花賞②、秋天③
②シュヴァルグラン、春天③②、JC③①、有馬記③
③クリンチャー、菊花賞②
2019年
①フィエールマン、菊花賞①
②グローリーヴェイズ、無し(菊花賞⑤)
③パフォーマプロミス、無し
2020年
①フィエールマン、春天①、菊花賞①
②スティッフェリオ、無し
③ミッキースワロー、無し(JC⑤)
2021年
①ワールドプレミア、菊花賞①、有馬記③
②ディープボンド、無し(菊花賞④)
③カレンブーケドール、JC②
2022年
①タイトルホルダー、菊花賞①、皐月賞②
②ディープボンド、春天②、有馬記②
③テーオーロイヤル、G1初出走
2023年
①ジャスティンパレス、菊花賞③、ホープフル②
②ディープボンド、春天②②、有馬記②
③シルヴァーソニック、無し
このように、春天で馬券になる馬は燦然たるG1実績を持つ馬ばかりです、
特に重要になるレースは、菊花賞、有馬記念、JC、前年春天での連対実績です、
特に勝ち馬は、これが重要になります、
勝ち馬でこの格が無いのは昨年のジャスティンパレスの③着のみですが、この③着は①着とタイム差無しですから、ほぼ菊花賞馬と見て問題ありません、
テーオーロイヤルの弱点は、格が一昨年の春天③着のみであることです、
③着、更に1年以上開けたのではかなり格としての価値が低いのです、
これがテーオーロイヤルをドゥレッツァより下に見る理由です、
おそらく③着は外さないでしょうが、①着ドゥレッツァ→②~③着テーオーロイヤル、の形になると思います、
テーオーロイヤルにはもう1つ不安材料があります、
長距離過ぎる事です、
春天は長距離適性が重要ですが、長距離過ぎるのは問題なのです、
毎年長距離だけを走ってきて好走している馬が人気になりますが、結局格上の馬にやられるのが春天の歴史です、
テーオーロイヤルは少し長距離過ぎます、
復帰後、
アルゼンチン、2500m
ステイヤーズS、3600m
ダイヤモンド、3400m
阪神大賞典、3000m
前年11月以降、合計12500mも走っています、
過去10年ではここまで走っている馬はいません、
フェイムゲーム3走8100m
クリンチャー3走8200m
これが最長です、
それ以前なら
ビートブラック5走14900m
メイショウドンタク6走15700m
と、とんでもない馬がいますが、どちらもレベルが極端に低い年の人気薄での成績です、
テーオーロイヤルは人気馬ですからこういう例には当てはまらないと思います、
長距離レースは非常に疲労が残ります、
このテーオーロイヤルの走行距離はかなり不安点になるのです、
ひょっとすると飛びの可能性も含めて馬券は買っておいた方が私は良いと思っています、
ここまで①、②人気の馬についての考察でした、
次にタスティエーラについての話です、
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