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アラサー、初めての高額商品購入。

経験値と実年齢の乖離が徐々に酷くなりつつあるなあ、と感じながら
結局どんどん歳だけ取っている今日この頃。

年齢を重ねれば自然と持ち物はグレードアップするものだと思っていた。
最近のものは安くても良いものが多い。各社企業努力に感謝をしながら、日々暮らしている。

給料(手取り)が思ったより増えていない、食料品や光熱費のようなより優先度の高いものの値上げが家計を苦しませており、なかなかそれ以外の持ち物にこだわる余裕がなくなってしまっている。
持ち物の中でも化粧品はある意味武具と考え数こそ少ないもののあまり物を持たない私には珍しいくらい課金している。本(読書)は趣味ということもあり、気になったものは書店で買いたいので課金する。
持ち物という括りではないかもしれないが、コンサートや野球観戦時・展覧会のグッズはある程度実用性があれば買ってしまう。

このようなお金の使い方をしているとやはり疎かになるのは服と鞄。あまりにも安くて見た目が良いものが多いため本当に服の9割が5,000円以下で済んでいる。鞄に至ってはディズニーランドに行った時にしか買い足していないため、ディズニーランド以外での鞄の買い方を忘れた。
美容院等で年相応の女性誌を読むと目眩がする。
鞄に100,000円?!?!(それでも安いくらい)コートやレンタルドレス以外の服に20,000円は出せないぞ?!?!?!着回し●Days♪みたいな感じで誤魔化しているけど持ち物1個あたりの金額が私の手持ちの服の総額に近い?!?!と恐ろしいギャップを覚え、女性誌が嫌いになりそうになる。



女性誌のような生活を送れるように仕事を頑張ろう・・!という気持ちもないわけではないが、多分手取りが倍に増えても服や鞄に課金はしない可能性の方が高い。それくらい服や鞄には無頓着だ。
しかし、「服や鞄にそこまで興味がないんだよね〜」と言いながらサラッといわゆるブランドもの(※ブランドもの=百貨店や路面店で買う商品と定義づけ)の鞄やアクセサリーを学生時代の友人は持っているではないか!!!
学生時代の友人に限らず、街行く年齢が近そうな人の身なりを見ても10人に5人くらいは何かしらのブランドを身につけている気がする・・
流石に私にも焦りが生じてきたのはいうまでもない。
学生時代の友人曰く「狙っていて、ボーナスで買っちゃった」だそうだが、それボーナスで買えるのか?!?!という給料ヒエラルキーの圧倒的な差を感じてしまい具合が悪くなった。 ※友人は全く悪くない

私はボーナスとして100,915円いただいたとしたら
70,000円は貯蓄・投資、30,000円が借金返済(親への贈答品含む)、915円で文房具かちょっと美味しいお菓子を買っているだろう。
それくらい手をつけてことがなかった。おそらく無意識にボーナスの使い方を厳しく律しているためあまり高額なものを欲しいと思わないようにしているのかもしれないとここで気付いた。
ちょっとその枠を12月は解除してみようと思った。現在休職中の身なのに。


そう考え始めたら真っ先に思い浮かんだのが財布だった。
アウトレットで破格の値段で購入し、(定価60,000円くらいの物を5,000円で買ったような・・)クタクタになるまで使うぞ!と意気込み、早10年。
色の変化はさておき、上からお札を入れたら下からお札が出て来るような仕様になり限界を感じていた。
確かにキャッシュレス決済が普及し、会計時に財布を取り出すことは少なくなったものの財布を忘れると肝が冷える。

財布といえば、Louis Vuitton・PRADA・FURLAのイメージが強くありまずは下見がてらサイトを覗いた。
元King&Prince、現・Number_iの平野紫耀さんがなんか絡んでいたよな・・と思い筆頭候補にしていたが個人的に魅かれるものがなく、PRADAも同様だった。ちょっと派手じゃないか?と素直に思ってしまった。
そしてFURLAは大変素敵で実店舗にまで足を運んだものの偶々居合わせた購入者が社会人2年目(推定)くらいのカップルだったためもっと歳をとっている分、背伸びをしても良いのではないかと身分不相応なことを思ってしまった。
本当に素敵なので次のボーナスで必要が出たらコインケース兼定期入れを買いに行こうかという気持ちが芽生えた。


女性誌を美容院もしくは1シーズンに1回くらいしか見ないため、引き出しに入っているブランド名が全く出てこない事態・・!
ここで、数多のブランド商品を扱っているアプリ・BUYMAの力を借りることに。そこでふと目に入った財布に惹かれた。
ブランド名はLOEWE。
わー素敵な鞄!!!欲しい!!!と女性誌で見て、可愛くなさすぎる値段に驚いたブランドだった。
BUYMAはクーポンやタイムセールでお得にブランド品を購入できるサイトであったものの、私が目にした商品は定価で売られていてそれが思ったより安い。財布なら手を出しても良いなと思った。
少し安いならBUYMAで購入しても良かったが、人生初のブランド物ということもあり、実店舗で買うことを決意。

そんなオシャレな店に見合う服がなかったので奮発して服を買い(苦笑)、ガチガチに緊張して店内へ。
目当ての財布だけを買い、会計をするつもりだったがやはり他の持ち物も素敵だ。ジロジロ見てしまった。
くっ・・お金が空から降ってこないだろうか(あまりにも馬鹿げた願望)

何か会話をしたような気がするが、家電購入や旅行代金の支払いを除いた過去最高金額1日の支出金額の数字を目に焼き付け特に何もしていない私がこんな素敵なブランドを持ち歩く・・緊張と高揚という矛盾した気持ちを噛み締めていたので、忘れてしまった(笑)

帰宅して改めて開封して・・・
良い買い物をしたなあ、と財布を見ながら笑みが溢れてしまう。
通常現金を3,000円も持っていないことの方が多いが、10,000円くらい持ち歩きたくなるし、ブランド名に恥じない大人になるべく精進しなくてはとみが引き締まる。

老後を意識した投資ももちろん大事だが、年に1回は現在の自分にもっと投資しようと思った体験だったので思わず筆(?キーボード?)を走らせてしまった。

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