言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方
noteでも多くの読者に支持されているさわらぎさんが新刊を上梓しています。
さわらぎ寛子著『言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方』明日香出版社 刊。
これまでも自ら発信する「言葉」をどう生み出すかについて、数々の著作を世に出している著者が、今回はその“習慣”についてフォーカスしたものとなっています。
大きく分けると序章+2部の構成となっており、第1部が「思い・考えをまとめる習慣」、第2部が「相手に伝える習慣」というふうに、まずは自分のなかで言葉を扱う場面についてとりあげ、そのうえで相手に伝える・発信する場面について展開しています。
さらっと触れると1部はインプット、2部はアウトプットのように捉える人がいるかもしれませんが、本文のあちこちに「ワーク」として本を手元に自分自身で具体的に実践できるようシカケが施されています。つまり、どちらも自分の脳内や体内から言葉を出し入れすることが想像できれば、あとはそれに乗っかりながら文字通り実践あるのみ!というところに向かうことができます。
興味深いのは、言葉を扱う話でよく出てくる「語彙や語数のストック」や「生みの苦しさや大変さ」についてはあまり大きな問題でないところ。専門用語やカタカナ語によりかかることなく、持てる「自分の言葉」をどのように温めていけば「伝わる言葉」に昇華させることができるのかが主軸となっているので、ワークを重ねていきながら日常の何気ない場面でも意識を持つことで、より効果的な成長というか、発展を実感できることかと思います。
どのような視点をもってテーブルに着けばいいのか。それは序章のところからしっかりページを確保して、読者がスタートラインに立てるようになっています。
日頃の言葉のやりとりや扱い、受け取りに関する意識が確実に高まります。
「言語化力」を高めて、自分らしい、いや、自分ならではの表現力を磨いてみませんか。
この著作が上梓されてから約1か月、すでに4刷が出回るほどの話題作となっています。自分は7月上旬に書店で購入しましたが、初版のラスト1冊だったようです。
著者が主宰する講座などについては、webページも充実していますので、そちらもご覧いただければ幸甚です。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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