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すごいぞ!はっせん!■18ーJR九州N700S系8000番台

今回はJR九州(九州旅客鉄道)N700S系8000番台について語ります。

JR九州N700S系8000番台は2021年から2022年にかけて、西九州新幹線の部分開業にともない6両編成4本の24両が製造されました。東海道新幹線や山陽新幹線で先に登場したN700Sの設計を活かしたものです。

2022年秋の部分開業時点では他の新幹線とはつながっていないため、今後の展開にさまざまな可能性を秘めている車両といえます。現在(2023年春時点)のところ、自由席5列席の車両が3両、指定席4列席の車両が3両の構成となっており、一部の編成については線路や架線などの検測を定期的に行うことができるように専用の機材が搭載されています。

形式番号は16両編成のN700Sとは異なる(16両の方は740番台と730番台で構成される)

武雄温泉以東が未開業のため、博多ー武雄温泉間は在来線特急「リレーかもめ」が運行されており、武雄温泉駅では乗換改札口を通ることなく同じホーム上で新幹線と在来線の乗り継ぎができるようになっています。
現在は博多ー鹿児島中央間で直通運転されている鹿児島ルートも、2004年の開業当時は新八代で同様の接続方式がとられていました。

武雄温泉駅での「リレーかもめ」(左)と新幹線「かもめ」(右)の接続風景

博多―長崎間を乗り換える必要がなくなるようになった頃、N700S系8000番台の編成がどのような進化を見せるか楽しみです。

簡単ではありますが、概要を載せておきます。

■九州旅客鉄道N700S系
・製造初年 2021年
・製造両数 24両(6両編成4本)
・制御方式 VVVFインバータ制御(SiC適用)
・営業最高速度 260km/h
・運用線区 西九州新幹線
・運用区間 武雄温泉ー長崎(一部区間運転あり)

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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