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数を持つ駅名

全国各地に数字・漢数字を持つ駅名がありますが、大別すると3つに分かれます。
ひとつは文字通り、数詞の役割を持つ語句を含むもの。銀座一丁目、二条、三ノ宮、四日市、八戸……などという類い。
もうひとつは地名そのものの要素として漢数字を含むもの。一分、三鷹、五十鈴川、七道、九頭竜湖……といったもの。
そしてもうひとつは、あまり気づかないけど単位としての数を含むもの。
百や千、万は数多く見られます。ただ、それより上となるとどうでしょう。億、兆はちょっと見受けられないですが、さらに上、つまり京を引き合いに出すと京都や東京をアタマに数多く出てきます。
ちなみに「京」は「兆」の4ケタ上、つまり10の12乗(1のあとに0が12個並ぶ)のさらに0の4つ乗せとなるので1京=10の16乗となります。
まだ上ですか?駅名に出てきそうなところとなると…………「溝(こう・10の32乗)」、「正(せい・10の40乗)」、「極(ごく・10の48乗)」ですかねえ。
一方で小さい方となると、「分(ぶ・0.1)」「毛(もう・0.001)」はいいとして、それより小さくすると「糸(し・0.0001)」が出ればあとは猛烈に小さくなる虚空清浄(きょ・くう・せい・じょう・10の20乗分の1~23乗分の1)までほとんど絡んでこなくなります。
「浄」が示す10の23乗分の1という単位、どこで出てくるかな?と思いを巡らせてみると化学の世界にたどり着きました。あるものですねえ、奥が深い。
まとめると、最大の駅は現存だと西京極、最小の駅は浄心ということになるのでしょうか。想像もつかない話になってしまいましたが、たまにはこういうのもいいということにしておきましょう。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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