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すごいぞ!はっせん!■23ーJR東日本E231系8000番台

今回はJR東日本(東日本旅客鉄道)E231系8000番台について語ります。

E231系8000番台は2000年、近郊形タイプという位置づけで製造された一般形車両として登場しました。10両編成91本と5両編成69本が製造されていますが、8000番台を示す車両はこのうちの先頭車、しかも15両編成となる場合の両端に連結される車両が該当します。さらに、一部の10両編成には中間に連結される先頭車も該当するものがあります。

前回(22)で語ったE233系8000番台のように、投入線区によって番号が区切られるのと異なり、E231系は基本の形式(普通車の場合4扉ロングシート)と比較してどのような装備が追加されているかで番号を区切る考え方となっています。E231系8000番台の車両は、寒地対策のプラス1000(中間の普通車やグリーン車はここまで)、先頭車の運転席が大型となるプラス5000(15両編成の中間に入る先頭車はここまで)、そしてボックスシートがドア間にあるプラス2000を加算して、1000+2000+5000=8000を追加ということになります。

走行線区の範囲は広く、東海道本線、東北本線、高崎線を主軸としたいわゆる上野東京ライン・湘南新宿ラインのほぼ全線をかけめぐります。後輩となるE233系3000番台(10両33本・5両39本)を合わせると100本を超える列車がこれらの区間を往来していることになります。

初期の編成は製造20年を経過していますが、なにぶん両数が多いことから一斉に置き換えとなることは当分なさそうな状況にあります。首都圏の顔としての活躍はまだまだ続きそうです。

簡単ではありますが、概要を載せておきます。

■東日本旅客鉄道E231系8000番台
・製造初年 2000年(209系950番台としては1998年、2000年に編入)
・製造両数 160両(10両編成91本[1号車]と5両編成69本[15号車])
  ※上記とは別に8500番台が42両ある(10両編成の10号車)
・制御方式 VVVFインバータ制御(IGBT素子)
・営業最高速度 120km/h
・運用線区 東海道本線、伊東線、東北本線、高崎線など
・運用区間 宇都宮ー小田原、高崎ー熱海など

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。


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