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1999年12月の新大阪駅(在来線)

今回は1999年12月の新大阪駅のうち、在来線のものをとりあげてみます。

1999年12月の新大阪駅(在来線下り)
1999年12月の新大阪駅(在来線上り)

1996年3月時点からと比較すると大きな変化はないように見えますが、北陸線系統に導入された特急「スーパー雷鳥(サンダーバード)」が特急「サンダーバード」となって本数を増やし、米原以東へ直通する特急「しなの」が新大阪に停車するようになりました。これとは別に高山ゆきの特急列車が追加されていますが、これは急行「たかやま」の車両置換えによって特急「ひだ」となるとともに、新大阪にも停車するようになったものです。阪和線系統では関空特急「はるか」の草津発着が1往復設定されるようになり、上りは東海道本線側にも顔を並べるようになりました。
山陰方面は大阪発着の北近畿タンゴ鉄道直通が「タンゴエクスプローラー」と「文殊」に整理され、「タンゴディスカバリー」は京都発着に回りました。智頭急行直通の「はくと」はすべて「スーパーはくと」に統一されています。また、気動車の改造によって「北近畿」に混ざって運用されていた「エーデル」シリーズも電車に統合されています。
新快速は朝ラッシュ時の本数が充実してくる一方で、快速の運転区間が高槻以西となる時間帯が拡大となり、高槻ー京都間の利用者にとっては利便が上がる反面、速達性については新快速により期待がかかる状況となってきました。これは、時間帯を限って新快速が高槻に停車していたものを全列車が停車するようになったことも関係しています。
夜行列車については、「日本海1・4号」と「あかつき」にA個室寝台シングルデラックスが連結されるようになったのと、急行「ちくま」が客車列車から特急「しなの」と共通の383系電車に置き換えられています。これによってグリーン車の設定が実現したものの、B寝台の連結はとりやめとなりました。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。



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