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1996年3月の新大阪駅(新幹線)とJR難波駅

今回は1996年3月の新大阪駅のうち、新幹線のものと湊町駅改めJR難波駅のものをとりあげてみます。

1996年3月の新大阪駅(新幹線下り)とJR難波駅
1996年3月の新大阪駅(新幹線上り)

「のぞみ」が1993年から東京―博多間毎時1本のパターンダイヤへの組み込みとなってから3年、利用者の多い時間帯に曜日限定の臨時「のぞみ」が追加されるようになりました。発時刻のみの掲載なので下りの場合はわかりにくいですが、上りの51分発(9時台・17時台・19時台)がそれにあたります。博多「のぞみ」に雁行する形で設定されたのも特徴的です。
さらに「ひかり」にも変化があり、3年前は新横浜ー名古屋間で静岡+1駅停車となっていた列車が静岡・浜松停車に組みなおされ、両駅に停車する「ひかり」が1時間に1本設定されるようになっています。
山陽新幹線側は2時間ごとのパターンダイヤになっていた「ひかり」「こだま」の組み合わせが整理され、1時間ごとの整然とした発車時刻になったのが目立つ変化と言えそうです。

一方、湊町駅から改称されたJR難波駅には、新たに関空快速が日中、乗り入れてくるようになりました。これは、JR難波駅の地上に開設されたOCAT(大阪シティエアターミナル)の利便を踏まえたもので、天王寺で大阪環状線に乗り入れている編成と分割併合するのも特徴でした。
それからこちらも日中の変化ですが、奈良へ向かっていた快速のうち1時間に1本が和歌山線に乗り入れて高田ゆきとなっているのも見どころです。この変更に伴い、前を走る普通電車が王寺ゆきから奈良ゆきに変更となっています。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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