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ダイヤが乱れているときに利用者ができる「ご協力」とは

当方の朝戦場周辺は昨夕から混乱が続いており、関係各方面は筆舌に尽くせいないほどの”お疲れさまです”状況にあります。
当方はその荒波の間歇部分にあったようで、戦闘及び戦場間の移動についてのとばっちりはほとんどなかったのですが、SNSなどの情報を基に整理を進めていくと、こりゃあどうしようもねえなあという感想に集約される結果となりました。もちろん、当方の個人的な感想ですので、それ以上の責任は一切持ちません。はい。

で、本題。

今回のような状況にあるとき、それでもどうしてもその状況の関係者にならなければならない、換言すれば「その路線を利用して移動しなければならない」というときはどうすればいいかを述べてみようと思います。

ただし、これはあくまでも「当方ならこうする」程度の話なので、多数の方々に対応できる話ではありませんし、参考にもならない話なのかもしれません(そもそも電車に乗らないとか、協力なんて語句がその向きの辞書にない……違うな、辞書なんて概念など存在しない向きとか、重箱の隅を突っついて穿孔したくてしゃあないレベルの暇人とかは最初っから相手にする気など毛頭どころか毛根すらない)。

まず前提として、こういった状況のときは現場は持ち場の情報を最優先に動くので、持ち場以外の質問や対話を持ちかけるのは迷惑どころか業務妨害以外の何物でもありません。おそらく世間の大多数は高級情報端末をお持ちで且つ使いこなしていらっしゃるでしょうから、まずは手元の情報端末で得られるべき情報は入手してください。具体的には下記のような情報が情報端末から手に入れることが現代(2024年6月現在)では可能です。
・障害が起こっている路線や区間
・いつごろからその障害が生じているか
・振り替え輸送を実施しているかどうか、している場合はその対象範囲
・列車はどのあたりにいるか(すべての路線・列車ではない)
・めどが立っている場合は、運行再開もしくは平常時に回帰する見込み時刻
・長距離列車や料金を必要とする列車の利用者に対する対応方法(列車が運転されるのかどうか、払い戻しや変更の方法など)
ただ、これらの情報は”現状”を提示しているにすぎないので、「その後どうなるか」の類についてはある程度の分析力というか、推理が必要となります。もちろん、「自分はどうすればよいか」は自分自身の話なので、自己解決が大前提となります。

そして情報収集が終わり、実際に乗り込むことになった場合、次のことを留意しておきましょう。
・急ぎたいのはおそらくみんないっしょ
・だったら”急げる人”が急げるように配慮しましょう
・持ち物の多い人は持ち物の少ない人に降車口の近くを譲りましょう
・列車が6両編成以上であれば、持ち物の多い人や乗り降りに時間がかかる人は空いている車両に乗るようにしましょう。本人だけでなく周囲の人々のストレスも軽減できます
・情報端末の閲覧に集中せず、列車の動きや発車、停車に対応できるようにしましょう。自分が降りる駅でないところで列車が停車した場合は、乗降する人の動きが最速になるように通路を開けましょう。通路というのは乗降口だけではなく、座席の周辺や車両連結部の近くも該当します。空けられない事情があるならとにかくその場所から離れましょう。列車遅延時の乗降口はとにかく乗降するための人が利用する場所です。そうでないならそこに居続ける資格はありません(長ったらしい表現が苦手ならはっきり述べます。「邪魔です」以上。)
・列車が駅に到着し、降車口が開いたら順序良く列が途切れないように、かつ速やかに列車から離れましょう。降りる人が早く動けば乗る人が早く乗り込むことができ、乗る人が早く列車に乗れれば、その分だけ列車の遅れを圧縮することができるようになります。
念のため書き添えておきますが、この国の大多数の通勤通学客は、このようなことを並べ立てなくても社会によって”訓練”されているのが実態です。ただ、残念なことにその”訓練”に対応できているはずのごく一部の向きの怠慢や身勝手によって、その効果が減殺されているのもその実態の一面です。体調がすぐれないのなら無理をせず外出を控えればよいのですが、そうさせない社会があるのも、惜しいかな、この国の社会の”訓練”がもたらしたものであります。

ダイヤ乱れの回復、現場が精いっぱい取り組んでいるのであれば、利用者も一人ひとりの「小さなご協力」ではありますが、上記のようなことのひとつでも多く「ご協力」できれば、社会的損失とかああだこうだというものを少なくできるように思うのですが、いかに。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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