「白熱の終章」初見時感想サルベージ

前に投稿した初見感想サルベージと同じく個人的に書いたものですが自己満足で載せます。一部誤字以外そのままかつ本当に観終わった直後に書き出したものなので相当ヤバいです。
言い訳がましいですが、雅人の扱いの悪さには今でも泣いてますけど(と言ってもまだ1ヶ月も経ってませんが)白熱の終章はかなり気に入っています。みんながもうどうしようもないくらい戦争に浸かった子たちであることの描き方、大人っぽくなった獣戦機隊のみんな、シャピロの普通の人間らしいところ、白熱の終章の新キャラがめちゃくちゃにかわいかったこと、たくさん好きなところはあります。でも雅人が凍結状態のまま終わったことは悲しくて悲しくてたまりません。元々こっちに載せるつもりで書いてないので絵日記ではないです。

5月26日
理解ができない。GOD BLESS DANCOUGAであんな、あんな綺麗な終わり方を、大団円を超ウルトラハイパースーパーハッピーエンドをみんなにプレゼントしたのに、どうして、どうして、どうして続編作ろうって思ったんですか。続編作るならみんなと出会う前のそれぞれの話とか、ローラちゃんの話とか、新たな敵を出さなくても良い方法あったじゃないですか、全4話でそれぞれ1話ずつみんなの士官候補生時代描くとか、あったじゃないですか。
新たな敵を出して、シャピロを生き返らせて、社会にうまく馴染めない忍ちゃんを、そこそこうまく生きてるけど戦の話を聞くと飛び付かずにはいられない沙羅ちゃんを、雅人ちゃんを、亮ちゃんを描いて、みんなにまたダンクーガ乗らせて、いや、別にそこまではよかった、シャピロがディオレに刺されてランドクーガーに乗せられて自分の過去を話し出すあたりすごい好きですよ、でも、でもね、物語全体として見ると明らかにGOD BLESS DANCOUGAの超ウルトラハイパースーパーハッピーエンドをぶち壊しちゃうんですよ。雅人ちゃんが氷漬けにされたまま、みんなが宇宙を彷徨ったまま、このまま生きて帰れるかもわからないまま、終わってしまうなんて、そんなの、そんなのおかしいじゃないですか。せっかくGOD BLESS DANCOUGAでみんなに与えた「「「戦いの無い幸せ」」」をみんなから取り上げて、戦いに行かせて、みんな戦いで満足して、結婚した亮ちゃんまでもが戦いで満足して、みんなで宇宙でもうやり切った、満足、あばよシャピロ。で終わるの、悲しすぎる。
本当に無理、シャピロのオタクとして白熱の終章めちゃくちゃ最高だけどそれ以上にGOD BLESS DANCOUGAの幸せをみんなが奪われてしまった悲しみが強過ぎる。忍ちゃんと沙羅ちゃんは結局矢印を両方とも出しまくっていたけど過去の精算がきっちり全部取れたのが白熱の終章だから…………フォロワーさんも言ってたけどやっぱりTV本編→失われた者たちへの鎮魂歌→白熱の終章→GOD BLESS DANCOUGAの方が忍ちゃんと沙羅ちゃんのくっつくくっつかないとか、シャピロへの感情の精算がきちっとついてやったぜ⭐︎の方が断然良い、雅人ちゃんと亮ちゃんに関する矛盾は生まれるけど、目を瞑ろう、ね?
もう、さ、後悔したく無いんだよ、こんな終わり方するなんて知りたくなかったけど、観ずに配信終了したら絶対後悔してるんだよ、助けて、こんな、こんな終わり方にするとかスタッフ鬼すぎるでしょ。
新たな敵の手のひらで踊らされてるシャピロめちゃくちゃ最高だったけどはっちゃけ具合が段違いに無くて、かつての記憶をなくしているから「自分は何者なのか」「何故自分はディラドにいるのか」とか色々考え込んでて、沙羅のこと、ダンクーガのこと、思い出したくない子守唄のことまで色々あって、TVでシャピロが死んだとき「私の理想を大きく上回る理想の死に方してくれる最高の男〜!!!」って思ってごめん、いや多分今観ても同じ反応すると思う、いやわかんないけど、白熱の終章でディオレに刺された時「あ、あ、死ぬ、シャピロが死ぬ、死ぬ、シャピロが死ぬ」って思った。これまで1ミリも思わなかったけど、初めて「幸せに生きてほしい」と、心からそう思った。
GOD BLESS DANCOUGAを観た日の感想に「どうか獣戦機隊全員が、ローラちゃんが、葉月博士が、そしてもう死んでしまったアランにも、それぞれの幸福を手に入れて何者もその幸せを犯すことができないまま安らかに幸福に長生きをして老衰で死ねる環境を与えてあげてください、お願いします。冷静になって考えると31年も前に商業展開を終えた作品に何祈ったって結果は決まりきってるんですけど、願わずにはいられない、どうかあの子たちが幸福を何者にも侵されないまま長生きをして老衰死できますように。」と書いていた、何もかも捨て去られた。雅人ちゃんはもうランドライガーには乗れない、何故ならシャピロの死体と一緒に宇宙の彼方にいるから、もうみんなは帰れないかもしれない。ダンクーガは搭乗者全員の強い精神で動いているから、ただでさえ1人欠けてて、みんなが地球に戻りたいと強く願わなければ戻れない。無理なの、だって「今度こそ一緒に死んでくれないかい?」って沙羅ちゃんが忍ちゃんに言ってたから、もうみんな覚悟決めちゃったの、一緒に死ぬ覚悟を。決めるなよ、特に亮ちゃん、あんた結婚したんだろ、大好きな妻が待ってるんだろ、帰れよ、年長者だろ、死のうとする沙羅ちゃんと忍ちゃんに対して「何言ってるんだ、ダニエラを未亡人にさせる気は、俺にはまだ無いぞ」とか言って意地と気合で地球に帰ってくれ、本能で生きてるから獣戦機隊に選ばれたんだろ。
そしてみんなで解凍された雅人ちゃんにディラドの話をするんだ、雅人ちゃんが「ええ〜!?俺のライガーもう無いの!?」って言って、沙羅ちゃんが「残念ながらシャピロと一緒に宇宙の何処かさ」って言うんだ。気遣いは下手くそだけどできる子たちの集まりだもん、またみんなで生きてくれよ。
白熱の終章の続編の小説がある、でももう読むのが怖い、GOD BLESS DANCOUGAのような終わり方になる自信がこれっぽっちも無い、でももう救いはそこにしか存在しない。もうダンクーガの映像作品はこの戦いから200年後を描いたダンクーガノヴァしかない。
仮面ライダー龍騎の最終回やケータイ捜査官7の最終回観た時も相当メンタルやられたけど今回もまずい、だってこれ、OVAであって元々の打ち切り前の本筋には全く無かった話だから、OVA化するにあたって創られた話だから、ムゲ・ゾルバトスがラスボスとして構えているTV版全52話に入っている話ならまだ納得できたけど、ごめんね、白熱の終章のキャラクターはとても魅力的で美しく強く逞しいんだけど、雅人ちゃんが、雅人ちゃんが……獣戦機隊が……………幸福に死んで欲しいというのは老衰死であって20代前半で人生に満足して死ねというわけではない、まあ続編小説あるから生き残ってるんだろうけど、そういう問題ではない。勘弁してくれ超獣機神ダンクーガ、らしい終わり方といえばらしい終わり方だが、もうやめてくれ。もう、と言ってももう何も出てこない、救いも新たな地獄もこれから新たに生産される確率は限りなく低い。
もうムゲ帝国のみんなも地球のみんなもディラドのみんなも幸福に老衰死してくれ。辛いこと苦しいことを全部過去の事として語ってくれ。そして時々仲間内で喧嘩して、コラって言われてくれ。幸せに長生きしてくれ。どうかお願い。こんな終わり方はあんまりだ。

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