投稿好きのジレンマ

投稿が好き。主に、お笑いライブやラジオなどで、質問やネタが募集されたとき。

お題を見た瞬間、燃える。
めちゃくちゃ考える。

きっかけは、1年半ほど前。大好きな芸人さんが出演のトークライブ。
配信のチャットに質問を書き込んだら、直後に読まれた。
その回答から、話が膨らんでいった。次の質問に移るまで5分くらいはあった記憶。

嬉しかった。
採用自体に加え、自分の投稿がきっかけで話がどんどん展開していったことが。
ライブの流れを作った一員になれた気がした。

それから、投稿に熱心に。
しっかり使われたのは3回。サラッと紹介レベルなのは2~3回。(曖昧なのは、自分の投稿と断定できないものがあるため。)

採用されたときは、飛び上がって喜ぶ。
ライブが一層楽しめる。頑張って考えて良かった!

が。問題は採用されなかったとき。

「このコーナーは以上です!」の瞬間、落胆が襲う。
ライブの開始時からの緊張の糸が切れ、疲労も押し寄せる。
自分の投稿への反省会が始まることも。

ん?
ライブを楽しもうとしていたはずなのに、負の感情を引き寄せていないか?
投稿しなければ、ただただ純粋に視聴を楽しめたはずなのに。

良くない。非常に。

原因は、投稿内容に自信を持ち過ぎな点だ。
そんなに面白いことが毎度書けてるわけないのだ。
よし、自分は普段、いかに面白いことが言えないタイプであるか、過去を振り返ってしっかり認識しよう。

数ヵ月前。人前で男性とペアで話す機会。
途中、男性が唐突に欧米の通販番組のようなノリに。「通販番組じゃないですか」とボソッと呟いた私。

違う。
「素晴らしいわボブ!」と、なぜキャサリンになって盛大に乗っからなかったんだ私!
しばらく経って気付く。

だいぶ前。似たシチュエーション。
そのときは一緒の男性2人の強い要望で、途中でブルゾンちえみ with Bっぽいノリを取り入れることに。数字を紹介するときに、あの言い方で。台本があればまあ何とかなる。

終了直後、観てた方から「練習は何回ぐらい?」との質問。「2~3回ですかね」と返事。

違う。
「35億」って返すタイミングを盛大に逃してるな私!これもしばらく経って気付く。

ん?
note投稿を楽しもうとしていたはずなのに、ほんのり悔しい記憶をわざわざ呼び起こしてないか?
投稿しようとしなければ、ただただ薄れていく記憶だったはずなのに。

良くない。非常に。

投稿って、奥深い。


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